♥ クリロワ ストーリーネタバレその1~時間経過~

以前お伝えした、クリロワネタバレしかない記事を少しずつ書いていこうと思います。
いつか自分でプレイしようと決意している方は、ぜひ自身でプレイして感動を味わってください。ただ、もうクリロワはできないと諦めている人は私の記事でクリロワの素晴らしいシナリオを少しでも知っていただけたらと思います。

どう書けばよいか悩んだのですが、ひとまず、各イベントごとの要約を書いていって、最後に私の全体を通した感想を書いてます。
もし、別の書き方のアイデアあればご意見ください。

それでは続きからは、ネタバレしかありません。ご注意ください。
第1回目のネタバレ記事は、ターンで必ず発生することでお馴染みの、時間経過イベントです。

《時間経過1》

ハルキアに休めてるか聞かれる。躊躇いながら

ハルキアは上手く休めず、暇を持て余してるらしい。だから、自分が休めてないからシエラも休めてないだろうと心配している。

「慣れない暇を持て余してるなら身辺整理をしたら？」と言われる。もちろん仕事じゃなくてプライベートを。

忙しくなる前に心理面で整理をつけておくようにと言われる。

《時間経過2》

自室のベッドの上で1人身辺整理について考えるシエラ。

部屋は綺麗に片付いている。もちろんシエラも精神面の整理のことだと分かってる。

モブのメイドを呼びつけて個人的なお願いをする。

《 時間経過3》

「出来たの？身辺整理。言い出したのは、あんたなんだから」

「……、私は……」

シエラの質問に珍しく、顔を赤らめているハルキア。とても珍しい。

「その……、一応、な。その……、だな、久しぶりに……思い切ったことを」

「？だから、なにを」

「その……、いや、そうおもいきった、すごいことではないのかもしれないが…」

「？？？」

赤くなる、彼女。

「……え。……本当に？」

「………」

「ええ？すごいじゃない、すごいよ、よかった」

女同士で盛り上がる、華やかな恋愛話とは、訳が違う。

彼女はいろこいとは関わりをもたないようにしていたし、そういう気にもなれないと言っていた。それは強がりや臆病といった話ではなく、本当に真に迫った、納得させるだけの過去があむての話で…。それを撤回したのだから。すごいことだ。

……シエラを感動させるだけの。そう、ただの恋とか愛だとかそれ以上のことだ。

(あ、本当に泣きそう)

友人の色恋で泣くわけにはいかない。これは、いい話なのだ。すごく、いい話だ。

「へええ～～～」

「……っ、ごほん。わ、私のことはいいだろう」

「うん。まあ、詮索しないけど……」

(でも)

「……よかったね」

「……ああ」

《時間経過4》

1人の時間があると、余計なことを考える。昔のこと、とか。

エドワルドが、人を傷つけるのには理由がある。それは人としての情だ。

エドワルドは、ジャスティンを家族と定めた。家族に危険を及ぼすものは排除しようと決めていた。それがジャスティンの母だろうと、自分の母だろうと、排除しようと。害になる可能性の高いもの。危険の原因になるもの。それらを削り、同時にジャスティンの力を高めていった。

身内をも削っていく。王位争いの渦中なだけに誰も当の本人だとは思わず、削れば削るほどにジャスティンの評価も高まる。

恐ろしいと、誰も容易に手を出せなくなる。

だが、シエラ自身には人を傷つけるだけの理由、結果は結果だとしても、自分の中で整理し切れるような理由があったのか。

(身辺整理、か)

ハルキアは、すごい。彼女は、自分が傷ついたことに片をつけた。自分の中で、区切りをつけ、完璧ではないにしろ割り切れた。私は、自分が傷つくより、人を傷つけてきた。今になって、自分の傷に目を向ける価値があるのか。

「メイド長。報告できるだけの材料が揃いました」

「それで……どう、だった？」

口ぶりで、もう分かってしまった。生きて、いるのだ。

それでは、どうしているのかを聞くより考えなくてはならないことがある。

どうするのか、だ。私は、どうしたいのか。

《時間経過5》

シエラとエドワルドは処刑台が見える高台の上に立っている。

シエラはエドワルドは本当は死にたかったのだと思っている。悪い自分が負け退治され、強くて心優しい王子様が、王様になる。お伽噺のような綺麗な終わり方が本当に望んだ未来だった。そして、そうなったらシエラも後を追うつもりだった。

しかし、手を抜かずに努力したせいで自分達でかけた規制に、打ち勝ってしまった。

「結果的にはよかったのかも」と言うエドワルド。エドワルドが君臨し、ジャスティンを守るためにどんな悪行でも行う。悪党は簡単に死なず苦しむのも正しい結末の一つ。

もうエドワルドもシエラもこの場所に来ることはないだろう。

《時間経過6》※恋愛√9が発生している状態の120ターン目で発生

調べてくれたメイドから詳細を聞く。兄弟の1人は死んでいるが、他は裕福でないながらも生きている。もちろん母親も。

どうするか、と尋ねられるがシエラは逆にあなたの家族は？と聞き返す。メイドの答えは「死にました」の一点張り。
メイドは再びシエラに質問をする。

「メイド長のご家族は、お元気ですか？それともお亡くなりに？」

メイドの質問に対して、シエラは「もう少し財産を、持っていたと思う」という言葉と共に封書を滑らせた。

「それでいいんですか？」

いいわけないわ、と思いながらも頭をよぎるのは「愛している。可愛い子」と頭を撫でるかさかさの手。捨てないで、と心で叫ぶシエラ。

メイド長は……、と反論しようとするメイドだが、シエラは「手切れ金。恨むに相応しい対象であってほしいだけ。私にも家族はいないわ」と返す。

心置き無く私が恨めるように、幸せになってよと思うシエラであった。

その後シエラは幼い髪型をやめて、仕事中も髪をおろすようになった。


はい、以上になります！
私の要約では全く感動できないかもしれませんけど、プレイするとめちゃくちゃ感動します。個人的には、各キャラの√よりも、ハルキアがトラウマを乗り越え恋人ができたと察することのできるこの時間経過イベントに泣きそうになりました。初見クリロワで１番感動したイベントでした。ハルキアが、女性としての幸せを追えるようになってくれて本当によかった。全力で祝福するよ、おめでとう！！！！(T^T)

後、シエラも過去を清算します。エンパイアでも回想で出てきたお母さん。エンパイアでは生きてると分かったら殺してしまうから、調べないと言ってた(ような気がする)家族ですが、ハルキアの身辺整理をしろとの言葉で、ロワイヤルになってようやく正面から向き合うことになります。
最後にしてくれた髪型を変えられないほど、確実にシエラの心に残っていたお母さん。捨てられる、ということにトラウマを与え、捨てられたことにより地獄を味わうことになったことを恨んでいるのに、一思いに殺したりできないシエラは本当にいい子だなぁと思わされます(オランヌイベントでもオランヌからいい子と結構言われてて、その最後の方にこのイベントが来るから、シエラはほんと天使かと思ってしまいます)
恨めるように幸せでいてよ、っていう心の声は、捨てられてもお母さんの幸せを願ってしまう自分への言い訳にしか見えませんでした。そのままだだ生きてる事実だけで留めておくこともできたのに、自分の財産を分け与えるという選択をしたシエラは、うん、ほんといい子。

エンパイアではミハエルエンドでしか髪を下ろせなかったけれど、ロワイヤルではもれなく髪をおろすようになります。ミハエルから、自分は絶対捨てられることのない存在だと思わせられることでようやくトラウマを克服できてたことを思ったら、1人でトラウマを克服できた今回のシエラは強いですよね。
(4/2修正)ことでしたが、ロワイヤルではどの√でも恋愛が進んでいればトラウマを克服します。恋するシエラは最強です（笑）

他人の命や人生を山のように壊してきて、その罪を言い訳せずに認めるところも身体だけでなく心も強い女の子でしたが。シエラは、誰も恨むことのできない善良な心の持ち主なんじゃないかなぁと思います。悪魔も魅力しちゃう女の子ですしね。

後はひっそりとエドワルドはジャスティンを王様にして、自分は処刑されることが１番の望みだったんだよーと分かるイベントが挟まりますが、まぁこれはエンパイアをやった人は察せる内容だから、そうだねという感想。エドワルドは唯一の家族であるジャスティンのためだけに、自殺は考えず王様として頑張って行くようです。
私もジャスティン様が王様やるより、エドワルドが頑張った方がジャスティンだけの幸せを考えたらいいんじゃないかなと思います。

次は可哀想切ない恋愛でお馴染み、カペラさんをアップする予定。

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♥ 新装版クリエンをプレイしました

お値段が高騰していますが、新装版クリエンを通販で購入してコンプリートいたしました！
ロワイヤルをやるって話をしていましたが、せっかく買ったのでこっちを先にしてしまいました(苦笑)ロワイヤルはこの後するつもりではいるので、感想はお待ちください……

続きから無印のクリエンとの違いやプレイした感想について書いていこうかと思います。
基本的にネタバレはしないように書いてますが、ほんの少しエンディングのシナリオ(ミハエルdead end)に触れてますのでご注意ください

発売してすぐぐらいにTwitterで誰かが「選択肢のノベルゲームになって、イベントの発生のタイミングが何か変」と呟いているのを見て嫌だなぁと思ってたんですけど、その違和感はありませんでした。話の展開の違和感はなかったです。
ただ、時々ボイスに違和感を感じることは何回かありました。旧クリエンのときからのものか今回新規で撮ったものがおかしいのかは分からない(好感度を上げるための選択肢の会話イベントだったので)んですけどね。

プレイして私が感じた旧クリエンと新装版との良かった点、良くなかった点についてお話ししたいと思います。
良かった点はまず追加シナリオがあるところ(グットエンドとそれと関係する途中イベントが少し)です。新装版まほごしゅと同じで、追加シナリオがちゃんと存在していたのは嬉しかったです！
後はやっぱり苦労せずにサブイベントが全部見れることですね。旧クリエンをフルコンプするのは本当に時間が膨大にいります。リリーとハルキアの最後のイベントは攻略キャラごとにあるので必然的に何回もプレイしないといけなかったり、とにかくサブイベントが山のようにあるので、キャラ攻略時に回収し忘れていたら最初から攻略終盤までまたプレイしないと行けなかったりと攻略サイトを見ながらでもすごくすごくすごーーく時間がかかります。それが、何分の一、何十分の一の早さで見ることができるのはやはりいいところだと思います。旧クリエンはロゼゲームでぶっちぎり1番時間がかかる作品だったので、特に。

逆に良くなかった点は、イラストが激減していることですね。プレイしていて元々のイラストが思い浮かぶのに、イラストがないってところはすごく切なくなりました。それと、旧クリエンのイベントと使用しているBGMが違うところがいくつかありました。その結果、個人的には1番好きなミハエルのdead endが……とても残念なことになっていて悲しくて悲しくて………。旧クリエンをやったときは本当に感動したんですけど……。
旧クリエンではBGMで「幸福のかけら」(いつか終わるけどのオルゴールVer.)で盛り上げて盛り上げて、最後にシエラが最初に選んだ道が終着点を迎えたという流れをとても綺麗に表現していて私大好きだったんですけど、イラストもほとんどないわ、音楽が夜のシエラの自室で流れる曲しかなく盛り上げてくれないわで、何で元のままにしなかったの！！！っと悲しみと怒りでいっぱいになりました。
新装版クリエンしかやってないプレイヤーさんに言いたい。旧クリエンでプレイしたら1,2を争う素晴らしいエンディングだったんですよって。私のPSP貸すから見て！！！って。
イラストが減った代わりにたぶん後ろ向きの立ち絵が増やしたりと工夫はしていたとは思うんですけどね。シエラの手を引っ張ってくとか先導するときにキャラの立ち絵が後ろ向きになるのはリアルに近づいてて良かったんですけど、よくよく考えると大体そういう場面はイラストあったんですよねー。複雑な心境です。
後は、ロイヤーがかなりの老け顔に変わってます。完全に別人です。誰おまってリアルに声出ちゃうぐらいに別人になってます。ロイヤー君普通に好きだったので何かコレジャナイ感が強すぎて、ロイヤー出てくる度に不快感がありました。マーシャルとかロナウスとかは逆に新しい絵柄の方が好きなんですけどねー。なんというかとても残念でした。


私大学生のときに旧クリエンをプレイしたときはシーン回想は100%になったけど、CGは70～80%止まりでその後時間をかけて全回収したんですよね。御前試合の全勝イベントが計5回、攻略キャラだけでなくサブキャラ全員であると知って心折れかけたこととか、大変だったことは5年ほど前の出来事だけど割と覚えているんですよ。最後に回収したCGはジャスティン様とオランヌのイベントだった……とか。
すごい回収に苦労するサブイベントですが、すごく笑えたり、逆にシリアスで奥が深い内容だったりで、苦労にあうクオリティだったんですけど、こうサクサク回収できちゃうと有り難みが減っちゃうなーと思ったり。
購入してもプレイが大変でほとんど攻略できず積む人が多数いるぐらいなら、私がやったときほどの感動は得られなくともクリエンという素晴らしい作品を見てくれる人が1人でも多い方がいいのかなぁ……


とりあえず、クリエンはとても素晴らしい作品なので、このブログを読んだ人の中でクリエンを知らない人がいらっしゃれば是非とも作品を見てください。いきなりゲームはハードルが高いと思うので、漫画からでも。葉月さんの漫画だけでもクリエンの素晴らしさに触れることができます！
できればPSPのクリエンを。時間がなくお金に余裕がある方は新装版クリエンをぜひともプレイしてくださいませ！

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♥ とてもお久しぶりです

まだこのサイトを覗いてくださる人がいらっしゃっているのか……。改めてみたら2年ぶりで驚きました、果音です。
Twitterには日参しているので、生きていることはご存知だとは思いますが、サイト完全放置でごめんなさい。アリスの小説は何個かかいてみたいネタはあったのですが(クローバーの国にずっといたときのifで、クローバーの国の催し物が演奏会っていう連載ものを書いてみたかったのですが……)、やっぱりひめりんごさんじゃないアリスを目にする機会が増えるごとに私の中のアリスが崩れてしまって……。後は物理的に忙しかったのもあって、小説を書く熱意がなくなってしまいましたごめんなさい。
実習中にロゼが死んだ時には、衝撃でした。あんなスピードでゲームだして、イベントやってって火の車だったんかな……と思ったり
今では学生だった私も無事社会人になり、自由な時間がなくなった代わりに、お金が自由になったので、ロゼが生きてる時に買えなかったものを買い集めて今ではPSPのゲームは全部豪華版を確保、Vitaものは源氏物語は購入してませんが、新装版は確保できたかな〜という感じです。とりあえずロゼゲームは源氏物語以外は全作品プレイした(新装版クロアリは存在しない、いいね？)からロゼクラとしては上出来ではないかと自負しております（笑）

と、久々なので久々なりの挨拶をさせていただきましたが、今回久々にブログを更新したのは他でもなくクリムゾンロワイヤルのプレイ記録を書き記そうと思ったからです！
4年ほど前に友人からwindowsXPを譲ってもらいプレイをした喜びの記事は残ってますが、ネタバレを書くのはどうかと思い、作品内容にふれることは全然書きませんでした。しかし、その後訳あって友人にwindowsXPを返却する事態になり、1人１回ずつお話を読んだだけでもう見返しができないという事態になりました。4年も経ったらプレイの記憶なんてちょっとしか残ってません(涙)
ですので、この度windowsXPを購入してもう一度クリロワを楽しむのと、今度はブログを見返しただけでプレイの記憶を思い出せるようにしようかなーと思って更新させていただきました。
Vitaに移植話も出ていたけれど、結局その前に倒産してしまったためクリムゾンロワイヤルはわりとレア物扱いになってきてます。「ディスクが高くて買えない」「クリロワのためだけにパソコン買うのはちょっと……」という物語を知りたい！！けど自力プレイは難しいって人もいらっしゃると思います。なので敢えてネタバレ満載、クリエンファンのみなさんが、一緒にクリロワの甘々に盛り上がれるような記事を書けたらと思ってます。
またよろしくお願い致します！

♥ スクールウォーズ＆スクールウォーズ卒業戦線感想

今回はスクウォとスクウォ卒業戦線の両方をコンプリートしました。その感想を書いていこうと思います。

舞台が現代の日本。これまでの中で一番現実に近い設定でした。主人公も最初はごくごく普通の女の子だけど、特殊な高校に入学してしまっていろいろ振り回されるはめに。結局常識から少しかけ離れたような存在になってしまいました(笑)
容姿端麗、成績優秀、武術に秀でて、部下から厚い信頼を得ているというなかなかハイスペックな主人公ちゃんでした

ゲームのスタート地点では普通の少女ということと現代の日本ということで、世界観の入り方が一番スムーズなゲームだったかなと思います。進んでいったら完全にありえない世界なんですけどね(笑)いくら敷地が広かろうが、本物より威力を落としていようが、街中で爆弾やら大砲やら銃撃戦をしたら音で通報されるだろう、って
最初の最初はもしかしたらこんな高校生がいるかも、って思わせてくれます。

可もなく不可もない………、っていうのが感想です。特別オススメはしないけれどプレイして損することはないかと思います。まだ私も全員を1巡しただけで思い入れも浅い状態なのでなんとも言えませんが、少し興味があったり、安売りしてたら買ってもいいかも？って感じです。
ちなみに今回私の場合はスクウォ通常版を1500円、スクウォ卒業戦線豪華版を1500円で購入しました(笑)
ちなみに既読文オールスキップ機能搭載なのでプレイ自体はすぐに終わります。大腿1人3～4時間ほど。卒業戦線の方はグッドやアナザーエンドとベストエンドまでの道筋がほとんど一緒のためさらに30分ほど短い時間でクリアーできるかと思います。すごくサクサクです。私は両方とも3日で終わりました。
新ロゼ作品の特徴と言ってしまえば終わりですけど、世界観を楽しみたかったら全クリ後も何回かプレイする必要があるかと思います。
あ、あとこのゲームの特徴としては悲恋系はほとんどないです。決別したのは1つだけ？あとは
恋愛にならなかった感じのものはあるんですけど恋愛に発展してから悲しい結末になることはほとんどなかったので、その点すごく心に優しい作品でした(笑)


それではここからはネタバレも含んでいく感想になりますので未プレイや片方しかプレイしてないという方は閲覧にご注意ください

私一番最初にに比佐君をプレイしたんです。このゲームもロゼのＣＤで音楽はしってるけど、ＯＰムービーも見たことなくて、登場人物が全然わからない状態でした。私は気になっているキャラから攻略していくので、ＯＰシナリオを見たところで１人目は黒部君か都丸かなーと思ってたらまさかの攻略制限がかかっていて！びっくりしました。なので今回は今までとは真逆に一番興味のない人からせめて、段々気にならない順にプレイをしていこうと決めました(笑)
その結果が比佐君になったわけなんですけど、まさか初っ端から恋愛ではなく殺人事件が起こりそうな出来事が起こるとは思いませんでした……。なので、スクウォの第一印象は最悪からスタートしました(苦笑)あの展開にときめいた方はいるんでしょうかね。残念ながら私は殺意しか抱かなかったわけなんですけど……(苦笑)私自己中とナルシな男がこの世で一番嫌いなものですから
これで脅しから始まったからこそ、脅迫で身体は捧げるけど心は絶対に手に入らないＥＤがあればすっきりしたんですけどね。結局どのエンドも栞は比佐君に恋心を抱いていたので、どんだけドＭなのこの子！？って思っていました。

あまりにもこう不誠実な感じに進んでいっていたので心が癒しを求めて次は塚本君へ（本当は岬君の予定でしたｗ）前の人との差もありすごく素晴らしい人だなと思いながらプレイさせていただきました。そしてスクウォの印象を最悪からボチボチまで引き上げてもらいました(笑)
１人１人感想を言っていても仕方がないので割愛しますが、最初の予想通り黒部君と都丸は私の好みなお話しでした。あと黒部√はすごくギャグポイントが多かったです。氏家君もすごく楽しかったです。最後に回してよかったなーと思います。

スクウォ全体としては放火犯の犯人探しの仕方と結末が基本的に一緒だった点については金太郎飴と言わざるを得ないところもあるのかなと思います（12鐘よりはるかにマシですけど）岬のツテと都丸の資料と黒部の校長室での助けの3条件で黒幕にたどり着き、それらの証拠を黒幕にたたきつける流れなのが基本共通していてそっちのストーリーは2人目以降の攻略ではあまり楽しみがなかったかなと思います。あと、結末もお金のためだけだったというのもあっけなさ過ぎて、主人公ちゃんがいなくても生徒会と都丸だけでわかったような気がするところもマイナスポイント。
でもその分恋愛面ではすごく力を入れていたのかなと思ってます。艶めいたシーンへの入り方に違和感は感じなかったし。セクシーさというかそういうのはずば抜けていたような気がします。（ただ私がそういうシーンのときに口に指とかを入れる行動が最高に好きなだけかもしれませんけど）
あ、学園祭は攻略キャラによって内容がまったく違っているのはすごくよかったと思います！開催イベント自体が全然違っていて、学園祭の内容自体も楽しめたし、その中での意中の相手との絡みもよかったと思います！



逆に卒業戦線の方はメインストーリーでわかることが攻略キャラによって変わっているところが、多分前作のこともあって力を入れた部分なんだろうなって感じました。ほんとの黒幕だけわかる√もあれば、飛騨さんの家族のことが分かったり。その結果黒幕を潰す作戦がとれたり、ただ守備に徹してる間に訳わからないまま会長が片を付けていたりと突然の査察を乗り切るための過程や結末が違っているのでどの√も飽きずにプレイできるようになっていたと思います。
ただ、卒業戦線、という名のとおり卒業のために最後戦ってる！！って感じだったのが氏家と塚本君の√だけで、都丸に至っては勝手に会長が終わらせていて何もしないまま査察が終わったりとあまり戦った感のない√が生まれてしまったのがその弊害なのかなとも思います。どうせならどの√でも全員一致団結して戦って欲しかったと思うけど、それで金太郎飴シナリオになるのも嫌だだし、こうなってしまうのも仕方がないかもしれません。
そして恋愛に関してはメインストーリーに目を奪われて、あまりすごく進展したとかすごくラブラブしているといったことはなかったなーと思います。ベストエンド設定だったのも氏家と岬だけだったし、友情以上恋人未満からちょっとだけ発展して恋人になれました！って感じだったかな。ときめきシーンがふんだんにあるわけでもなく、前作のスクウォのあとにそのまますると個人的にはちょっと物足りなさがありました。ベストエンドの2人組も氏家の方はちょっとドン引きなお話しだったし、岬も春子さんの存在でもやもやはするけどこれといって嫉妬イベントがあるわけでもなく黒幕潰しに全力な感じでしたし。都丸に関しては突然弟話出てきたけどなくてもよかったんじゃない？と思ってしまったり。恋愛を楽しみたかったら無印のスクウォの方が何倍も楽しめると思います。


後、私無印スクウォをコンプしたときに、栞がどうしてこの学校に入学できたかについての話がほとんどなかったのにすごく戸惑って、本人が言ってた通りお父さんが実はスパイだったとかじゃないのかな？って思ってたんです。
その点について央士の真相エンドでわかったんですけど…………、真相エンド軽すぎません！？結局あれってお父さんもお母さんも本当の両親じゃなかった感じですよね？遠い親戚で入学の手続きしてくれた苗字だけ知ってる人が本当のお父さんだったってことですよね？？真実の知り方も軽いし、本人の対応も軽すぎてどうしようかと。
言われてみたらあんなに病弱なお母さんが子供産んでたらその地点で死んでる可能性高いですよね、とはあとから思ったけど。それにしてもお母さん何も言わないっておかしくない？おかしいよね？？あんな真相なら入れない方がよかったんじゃないかと思うんですけど。さらりと流してしまいそうな入れ方だったけど、流せないから無理だからと思わず突っ込みを入れたくなりました。
どうせなら謎の方がよかったんじゃないかなと思います。



スクウォを買うと同時にブラックコードを購入したので、次はブラコをプレイしていく予定です。そして、通販で頼んでいた商品の発送メールが届いたので、来月からもいろいろとロゼゲームをプレイしていく予定です。
突っ込みどころが多いけれど、やっぱりロゼゲームは面白いです！

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♥ 逢魔時、黄昏時感想

コンプしてから1週間は経ってしまったんですけど、忘れないうちに感想をまとめておこうかと思います。

（ネタバレを含まない）率直な感想としては、逢魔時だけフルコンプしたときには何というか気分の悪さが多分に残されたんですけど、黄昏時をそのまま連続でプレイするとすっきりするというか報われた気持ちになりました。
ロゼ作品好きだけどまだプレイしたことがなくてちょっと興味のある、という方にはおすすめしたい作品かなと思います。ただ（旧）アリスシリーズや大陸シリーズと比べたらボリュームが大幅に違うのでその点については注意が必要？逢魔時でダイアリとかよりちょっと少ないぐらいのボリューム、黄昏時は既読文完全スキップ機能搭載のためより短く感じるかもしれないです。
あと、買うなら2作品とも購入してプレイしないとやり終わった後の満足感はあんまり得られないかも、と思います。
もし両方が中古とかで安く売られていたとしたら買う価値はあるかなーと思います（実際私は逢魔時を1000円で購入しました）

ここから先についてはネタバレも多く含まれる感想となるので、まだ未プレイの方はご注意ください。

とにかく逢魔時をプレイしながらまず思ったのは「静、あなた完全に元人間でしょ」ってことでした(笑)最初のＯＰシナリオで「昔一家殺人事件があって……」って聞いた時点であからさまな伏線の予感しかしませんでした（ちなみに私ＯＰ映像はこの時点で一度も見たことありません）
所々での静の過去に対する伏線が多すぎて、もう少し隠せないのかと思いながらプレイしていました(笑)

後すごく思ったことは密が過去のロゼ作品史上最高に頭おかしい、ということでした(笑)なんなのあのキャラ？静が好きなのに他の人とくっつくことを勧めたり、その一環で巳継引き寄せようとしたり、ことあるごとに人形人形と見た目はエース系なのに思考回路が意味わからな過ぎて驚きました。黄昏時をプレイしたら「アリスシリーズの（ペーター+ホワイトさん+ブラックさん）÷3したような存在なのかな」ってなんとなく納得（？）したんですけど、逢魔時の時点ではそこらへんもわからなくて密のキャラクターが意味わからな過ぎて……。どのエンドもその後幸せになる感じがしないし、密√は全体的にもやもやが残っていたような気がします。一番最初にプレイしちゃったんですけどね！密の真相は妹ちゃんが突き落としたことは気づけなかったけど、半分は予想通りな感じだったかなと。。日比谷さんが神隠しにあったわけもここでわかったのは驚きましたけど。

日比谷さんでいえば、京極真相エンドが最高にバッドエンド過ぎてどうしてやろうかと……。ここで一番テンションが落ちました。すっごい気分が悪いというか虚しさでいっぱいになったというか。密の真相もたいがいばっどだったけどそれを大幅に上回ってくるとは…。日比谷さんは2番目にプレイしたのでこの時点で心を打ちのめされていました(苦笑)普通の√自体も展開が早すぎというか、京極さん学校で手を出すタイプじゃないでしょーと思いながらプレイしてました。密の静に手を出すタイミングも展開的にんーと思っちゃいました。

残りのメンバーに関してはゆったり進んでいっていたのでそこまで違和感は感じることなかったけれど、2トップの話が暗すぎてコンプ後もヘビーな気分に陥っていました。



でも黄昏時をプレイしてみると結構印象が変わりました。一番大きな要因は密の行動心理がわかりやすくなったことかなと思います。さっき言ったみたいにアリスシリーズで例えたら、『大切な人に裏切られないこっちの世界で過ごしてほしい』というペーター的な思考と、『こっちの世界の方が君にあってるから来てもらうだって君もそれを望んでるんでしょほしいおもちゃはいくらでもあげるからこの箱庭からは二度と出さない』ホワイトさん的思考と、『俺がいたらお前は幸せになれないだって俺は不幸を与えることしかできないからだから自分から距離をとってやるから幸せになれよ』のようなジョーカーさん的な思考が共存してるからそれは当然ダントツで頭おかしいキャラになるわ、と私の中では大いに納得ができました(笑)
そのうえ完全に別の人物とうまくいきかけたらＮＴＲろうとすることで普通の感情があることも表現され、少し感情移入しやすいキャラに変更されたのかなとも感じました。密で感動したのは京極のＥＤで涙を流したところ。ああいったところですごく歪んだ思考回路をしているけど、本心として静の幸せを本当に願っていたんだなとほっこりすることができたのだと思います。
糖度を上げたという説明通り、安心して読み進められるお話しばかりでした。巳継が対象に入っていることには驚きました。ああいう悲恋は苦手なのでなくてもよかったのになと思う一方とあるエンドで見事にボロ泣きさせられました。選択肢からして泣かされる気しかしなかったんですけど見事に……。そこ以外は何度でも見返すことのできるお話しです。ほっこりしました。

最後の最後で前作の真相エンドの密視点が読めるというのはにくい演出だと思います。逢魔時プレイ時には静と一緒に密は絶対に幸せになるなって思う気持ちもあったけれど、あれを読んだら２人とも幸せになってほしいなーって純粋に思えます。
きっとあのとき密がすぐに闇の世界に引きずり込むんじゃなくて、少し待って妹もいじめに加わっていたことを伝えて、「お前が人間の世界にいることで周りの大切な人を不幸にしているんだだからこっちの世界においで好きだ」的なことを伝えて、妹や家族に別れを告げる期間をあげていればあるいは平和的に妖怪の仲間入りができたんじゃないかな？、とかって考えていました。
そんなたとえ話がなくとも２人はなんだかんだ幸せに付き合っていくようにいほのめかしてくれたので、最後にとてもすっきりした気分でゲームをやり終えることができました。

地味に気になっている点は遠野の鬼設定がまったくと言っていいほど使われていなかったことぐらいかな？ＯＰムービーでも鬼じゃなくて不良でいいのでは思うぐらいの薄さ。申し訳ない程度に鬼門の話があったけど、ほんと空気すぎて謎でした(笑)てっきりラストで鬼門をくぐるお話でもあるのかと思ったらそれもないし、全話通して節分と鬼門しか鬼の話題がなかったのでは？

っとところどこと思う点はあるけれど、個人的にはこの2作品すごく楽しめました。巳継√で京極を連れていくことを約束していたあたりの話は怪談シリーズのうちの死神系の方をみないとわからないのかな？そっちもプレイしたいなと思います（ただいま注文中）

本当なら各キャラごとにも感想を書いていきたいところですが、これで終了したいと思います。なぜわざわざこんな時間に感想を書いているかというと、明日にはスクウォを買おうかと考えているからだったり……
夜中に書いてて多分文章がおかしいので、気が向いたらまた修正しようかと思います。

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