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以前お伝えした、クリロワネタバレしかない記事を少しずつ書いていこうと思います。
いつか自分でプレイしようと決意している方は、ぜひ自身でプレイして感動を味わってください。ただ、もうクリロワはできないと諦めている人は私の記事でクリロワの素晴らしいシナリオを少しでも知っていただけたらと思います。

どう書けばよいか悩んだのですが、ひとまず、各イベントごとの要約を書いていって、最後に私の全体を通した感想を書いてます。
もし、別の書き方のアイデアあればご意見ください。

それでは続きからは、ネタバレしかありません。ご注意ください。
第1回目のネタバレ記事は、ターンで必ず発生することでお馴染みの、時間経過イベントです。


拍手[1回]




《時間経過1》
ハルキアに休めてるか聞かれる。躊躇いながら
ハルキアは上手く休めず、暇を持て余してるらしい。だから、自分が休めてないからシエラも休めてないだろうと心配している。
「慣れない暇を持て余してるなら身辺整理をしたら?」と言われる。もちろん仕事じゃなくてプライベートを。
忙しくなる前に心理面で整理をつけておくようにと言われる。
《時間経過2》
自室のベッドの上で1人身辺整理について考えるシエラ。
部屋は綺麗に片付いている。もちろんシエラも精神面の整理のことだと分かってる。
モブのメイドを呼びつけて個人的なお願いをする。
《 時間経過3》
「出来たの?身辺整理。言い出したのは、あんたなんだから」
「……、私は……」
シエラの質問に珍しく、顔を赤らめているハルキア。とても珍しい。
「その……、一応、な。その……、だな、久しぶりに……思い切ったことを」
「?だから、なにを」
「その……、いや、そうおもいきった、すごいことではないのかもしれないが…」
「???」
赤くなる、彼女。
「……え。……本当に?」
「………」
「ええ?すごいじゃない、すごいよ、よかった」
女同士で盛り上がる、華やかな恋愛話とは、訳が違う。
彼女はいろこいとは関わりをもたないようにしていたし、そういう気にもなれないと言っていた。それは強がりや臆病といった話ではなく、本当に真に迫った、納得させるだけの過去があむての話で…。それを撤回したのだから。すごいことだ。
……シエラを感動させるだけの。そう、ただの恋とか愛だとかそれ以上のことだ。
(あ、本当に泣きそう)
友人の色恋で泣くわけにはいかない。これは、いい話なのだ。すごく、いい話だ。
「へええ~~~」
「……っ、ごほん。わ、私のことはいいだろう」
「うん。まあ、詮索しないけど……」
(でも)
「……よかったね」
「……ああ」
《時間経過4》
1人の時間があると、余計なことを考える。昔のこと、とか。
エドワルドが、人を傷つけるのには理由がある。それは人としての情だ。
エドワルドは、ジャスティンを家族と定めた。家族に危険を及ぼすものは排除しようと決めていた。それがジャスティンの母だろうと、自分の母だろうと、排除しようと。害になる可能性の高いもの。危険の原因になるもの。それらを削り、同時にジャスティンの力を高めていった。
身内をも削っていく。王位争いの渦中なだけに誰も当の本人だとは思わず、削れば削るほどにジャスティンの評価も高まる。
恐ろしいと、誰も容易に手を出せなくなる。
だが、シエラ自身には人を傷つけるだけの理由、結果は結果だとしても、自分の中で整理し切れるような理由があったのか。
(身辺整理、か)
ハルキアは、すごい。彼女は、自分が傷ついたことに片をつけた。自分の中で、区切りをつけ、完璧ではないにしろ割り切れた。私は、自分が傷つくより、人を傷つけてきた。今になって、自分の傷に目を向ける価値があるのか。
「メイド長。報告できるだけの材料が揃いました」
「それで……どう、だった?」
口ぶりで、もう分かってしまった。生きて、いるのだ。
それでは、どうしているのかを聞くより考えなくてはならないことがある。
どうするのか、だ。私は、どうしたいのか。
《時間経過5》
シエラとエドワルドは処刑台が見える高台の上に立っている。
シエラはエドワルドは本当は死にたかったのだと思っている。悪い自分が負け退治され、強くて心優しい王子様が、王様になる。お伽噺のような綺麗な終わり方が本当に望んだ未来だった。そして、そうなったらシエラも後を追うつもりだった。
しかし、手を抜かずに努力したせいで自分達でかけた規制に、打ち勝ってしまった。
「結果的にはよかったのかも」と言うエドワルド。エドワルドが君臨し、ジャスティンを守るためにどんな悪行でも行う。悪党は簡単に死なず苦しむのも正しい結末の一つ。
もうエドワルドもシエラもこの場所に来ることはないだろう。
《時間経過6》※恋愛√9が発生している状態の120ターン目で発生
調べてくれたメイドから詳細を聞く。兄弟の1人は死んでいるが、他は裕福でないながらも生きている。もちろん母親も。
どうするか、と尋ねられるがシエラは逆にあなたの家族は?と聞き返す。メイドの答えは「死にました」の一点張り。
メイドは再びシエラに質問をする。
「メイド長のご家族は、お元気ですか?それともお亡くなりに?」
メイドの質問に対して、シエラは「もう少し財産を、持っていたと思う」という言葉と共に封書を滑らせた。
「それでいいんですか?」
いいわけないわ、と思いながらも頭をよぎるのは「愛している。可愛い子」と頭を撫でるかさかさの手。捨てないで、と心で叫ぶシエラ。
メイド長は……、と反論しようとするメイドだが、シエラは「手切れ金。恨むに相応しい対象であってほしいだけ。私にも家族はいないわ」と返す。
心置き無く私が恨めるように、幸せになってよと思うシエラであった。
その後シエラは幼い髪型をやめて、仕事中も髪をおろすようになった。


はい、以上になります!
私の要約では全く感動できないかもしれませんけど、プレイするとめちゃくちゃ感動します。個人的には、各キャラの√よりも、ハルキアがトラウマを乗り越え恋人ができたと察することのできるこの時間経過イベントに泣きそうになりました。初見クリロワで1番感動したイベントでした。ハルキアが、女性としての幸せを追えるようになってくれて本当によかった。全力で祝福するよ、おめでとう!!!!(T^T)

後、シエラも過去を清算します。エンパイアでも回想で出てきたお母さん。エンパイアでは生きてると分かったら殺してしまうから、調べないと言ってた(ような気がする)家族ですが、ハルキアの身辺整理をしろとの言葉で、ロワイヤルになってようやく正面から向き合うことになります。
最後にしてくれた髪型を変えられないほど、確実にシエラの心に残っていたお母さん。捨てられる、ということにトラウマを与え、捨てられたことにより地獄を味わうことになったことを恨んでいるのに、一思いに殺したりできないシエラは本当にいい子だなぁと思わされます(オランヌイベントでもオランヌからいい子と結構言われてて、その最後の方にこのイベントが来るから、シエラはほんと天使かと思ってしまいます)
恨めるように幸せでいてよ、っていう心の声は、捨てられてもお母さんの幸せを願ってしまう自分への言い訳にしか見えませんでした。そのままだだ生きてる事実だけで留めておくこともできたのに、自分の財産を分け与えるという選択をしたシエラは、うん、ほんといい子。
エンパイアではミハエルエンドでしか髪を下ろせなかったけれど、ロワイヤルではもれなく髪をおろすようになります。ミハエルから、自分は絶対捨てられることのない存在だと思わせられることでようやくトラウマを克服できてたことを思ったら、1人でトラウマを克服できた今回のシエラは強いですよね。
(4/2修正)ことでしたが、ロワイヤルではどの√でも恋愛が進んでいればトラウマを克服します。恋するシエラは最強です(笑)

他人の命や人生を山のように壊してきて、その罪を言い訳せずに認めるところも身体だけでなく心も強い女の子でしたが。シエラは、誰も恨むことのできない善良な心の持ち主なんじゃないかなぁと思います。悪魔も魅力しちゃう女の子ですしね。

後はひっそりとエドワルドはジャスティンを王様にして、自分は処刑されることが1番の望みだったんだよーと分かるイベントが挟まりますが、まぁこれはエンパイアをやった人は察せる内容だから、そうだねという感想。エドワルドは唯一の家族であるジャスティンのためだけに、自殺は考えず王様として頑張って行くようです。
私もジャスティン様が王様やるより、エドワルドが頑張った方がジャスティンだけの幸せを考えたらいいんじゃないかなと思います。

次は可哀想切ない恋愛でお馴染み、カペラさんをアップする予定。
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