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お伝えしていた通り、次はジャスティン様√です。もう、カペラさんと比べて初っ端から甘すぎて辛い(笑)ロワイヤルは、各√をプレイする前にそのキャラのエンパイアでのエンディングを見ることができるのですが、その時点で負けてるんですよね〜。エンパイアをやってる皆様はその甘さを知ってると思いますが、ジャスティン様は甘さが爆発してます。唯一漫画化されてるお相手ということもあり、力の入り方が半端ないですロゼさん。
公式ファンブックに五月さんに「1番分かり易く幸せにしてくれそうな相手」と言われてるだけのことあって、ほんと完璧な幸せをシエラに与えてくれます。では、続きからどうぞ。


拍手[0回]


一部マーシャル√と同じイベントが入ってます。[  ]で括ってますが、マーシャル√やってから[  ]の位置が変わるかもしれません
《ジャスティン1》
夜にジャスティンの部屋で2人きりで過ごす。「疲れているのだろう」と、突然ジャスティンに声をかけられる。シエラが否定する暇もなく、疲れているから紅茶を淹れてやろうとシエラをいたわるジャスティン。
2人でいるときのジャスティンは特に優しく、使用人と思えないような扱い方をする。恋人以外のなにものにも思っていないように甘やかされることを嬉しく思いながらも苦くも思うシエラ。王位がエドワルドに決まったからこそ、対応に困っていた。ジャスティンは手の届かない身分の人であり、確執もあるのに、ごく自然に、恋人らしく接してくれる。
ジャスティンの淹れた紅茶を飲むシエラに、仕事を手伝おうかと声をかけてくるジャスティン。力になりたいと優しくいわれ困惑するシエラに、誇りを傷つけたかと尋ねるジャスティン。恋人に素直に頼ることもできない自分を「可愛げがないでしょう」とシエラは言うが、「おまえは可愛い」とジャスティンは繰り返す。
なんでそうなる、と気の抜けた返事しかできないシエラをべた誉めする。そして、軽くキスをしてひょいっと身体ごと持ち上げた。
仕事帰りに着替えず来たシエラは武器をたくさん隠し持っている。重くないか?の問いに重いと返され、下ろしてくださいといたたまれず言うシエラに、そっと床に下ろしたあと「重いに決まっているだろう。おまえの命の重さだ」と口付けられる。
恥ずかしい上に、なんだらほろりときてしまい、自分が弱くなっている気がするシエラ。
……………
翌朝、マーシャルがジャスティンの部屋にやってくる。鉢合わせにどんな顔をしたらよいか分からないシエラに対して、マーシャルは残念そうにベットメイキングはこちらでしますとまで言ってくる。
ジャスティンにも「気を遣うならいっそ越してくるか?」と言われる。戸惑うシエラに、主の提案に素直に従うマーシャル。以前は嫌味を言うぐらいはしていたが、前に子供がどうとか言い始めたあたりから何かが切れたかのように吹っ切れている。
同居するならどんな部屋がよいか勝手に話を進めていく2人を止めるシエラ。そんなことになればいい噂になるはずがないと、マーシャルへ「それでいいの?」と尋ねるが、「無礼がすぎるならこちらで黙らせます」と言われてしまう。いつの間にかジャスティン側として、本人だけでなく使用人にも受け入れられているシエラ。
ジャスティン達との朝の鍛錬を終えてから、エドワルドの朝の集会に参加するシエラ。
「いい匂いがする。僕の好きな、懐かしい匂い。うまくいってるようでなによりだ。君にあげたかいがあったな。ん?君をあげた、か。どっちでもいいけど」と言ってエドワルドは去っていく。
汗臭い?と周囲に聞くシエラに、リリーから、汗臭くはないけど無臭ではない、と言われる。さらに首を傾げるシエラに、残り香というわりには爽やかな上品な匂いがする、とハルキアに教えられる。ジャスティンはミントのような香りを好んでいる。

《ジャスティン2》
[「よし行くぞ。ついてきてくれ」とジャスティンに骨休めに出掛けようとお誘いを受ける。第一王子の招待を受ける身分ではないの断るシエラに、「田舎だが、ささやかながらも礼は尽くす」と説明するジャスティン。
仕事で忙しい、と断るシエラだが、マーシャルからピークを過ぎたと聞いてると、ジャスティンに言われてしまう。その上、エドワルドの許可も取った、と。傍にいたマーシャルからも城だと寛げないから、気分転換に遠出すべきと言われる。色々と言われ、エドワルドからも許可を取るのに苦労しただろうと考えたシエラは、諦めて行くことを決める。
ただ、そんなに近くにあったか?と首を傾げるシエラにまともに行くと数日かかると笑う2人。嫌な予感に寒気を覚えるシエラ。
予感は当たり、魔法で移動すると説明され、嫌だとだだをこねるシエラ。安全だ、一番合理的だと言われ文句が言いづらくなる中、第一王子の行先を変更させる気か?俺の実家では嫌か?と言われ、ジャスティンの部下にも大丈夫だったと宥められて文句が言えなくなる。そんなタイミングでオランヌは転移の魔法を使った。
移動中目を閉じて、引っ張られる感覚を気持ち悪く怖いと思うシエラを]
「落ち着け。武器と同じで使い方を知れば、恐れることは無い。怖くない」と手を掴んだのはジャスティンだった。(怖いにきまっているでしょう。武器と一緒にしないで)と心の中で悪態をつくが、シエラはしっかり手を握り返した。
[ジャスティンの実家に着き、都と違い空気がよいと和やかムードの中、シエラだけは1人転移酔い。
オランヌは、魔法の耐性が弱いから魔法嫌いだったんだねーと、納得した様子。
古い屋敷だと言われていたが、目の前にあるのは格式のある邸宅。改めて住む世界が違うと呆然となるシエラだった。
館にも古い鏡を置いて、オランヌの部屋の鏡と繋げていつでも行き来できるようになった。自分がいなくても勝手に使っていいと言われ、危ないと怒るシエラだったが、ジャスティンとその部下たちは気軽で良いと好反応。うちの主従とちがい、護衛並みに強い主に、出歩くことを許容している使用人に呆れるシエラだったが、彼らも最後の休み時間だと、敗者の彼らの方が今後多忙になることに同情しそうになる。唯一助けを求められそうなマーシャルに目を向けるが全く期待出来そうにない。今だけだから、というジャスティンの言葉になにも言えなくなるシエラだった]
昼食用にウサギを捕まえようとするマーシャルとコールドナード、とそれを眺めているジャスティン。アットホームすぎて目眩がするシエラ。
昼食をおえまどろむ2人。本心で美味しかったと答えるシエラに、嬉しそうにジャスティンは目を細めた。侍従長とその副官に目の前でウサギを絞めたのにはぶったまげていたはいたが、それは内心にとどめチーズとワインも美味しかったと言うとジャスティンは嬉しそうに領地の説明をしてくれる。チーズは母親が好んでおり昔から食べていたから、擦り込みのような家庭の味だと遠くを懐かしむような瞳をするジャスティン。
母親の死を受け入れているけれど、ジャスティンはエドワルドが殺したと誤解したままで兄弟間のヒビは直らない。ジャスティンもエドワルドも修復を望んでいないことを思い、悲しくなるシエラ。
そんなシエラを見て、自分の母親の話のせいでシエラがシエラの母親のことを思い出し悲しんでいると勘違いしたジャスティンは悲しそう顔をする。そして後ろから抱きしめ、「おれは、おまえの親を許せない」と言う。母親を殺したと憎んだ弟を許し、その手足のシエラも許し、宣言したはだけでなく実際に割り切っている。そんなジャスティンが自分の親だけ許せないという姿に、くすぐったくなるシエラ。ジャスティンには過去のことを少しだけ打ち明けている。こんな反応は予測していなかったが、シエラは癒されていた。
ジャスティンの母親のことは好きだと思うし、遠慮しないでほしいと伝えるシエラ。そんなシエラに、「母も生きてたらお前を気に入って。好きになったと思う。母が生きてるうちに、お前に会わせたかった」というジャスティン。
(それって、まるで………)
[客室に案内される。礼を尽くされることにむず痒くなるシエラ。もてなされるのは居心地が悪い。
そして夜になりジャスティンの実家側の鏡に触れて王城に戻る。何度かためして無事を確認した。]
廊下で二人になったときに体調を心配される。無理に付き合わせて悪かった。どうしてもあそこに連れていきたかった。とジャスティンに言われる。
魔法について言いたいこともあったがら全部飛んでいってしまうシエラ。魔法に弱いシエラにとって、ジャスティンの言葉は魔法のよう。

《ジャスティン3》 
ベッドの上で隣に眠っているジャスティンの顔をそっとなぞるシエラ。寝ている時はなんだかあどけない気がする。
触れられたためか、目覚めてしまったブライアンは「足りなかったか?」とシエラに真顔で聞いてくる。「なんでそんなに体力があるんですか?」と尋ねるシエラに、田舎で生活していたからだ、と答えるジャスティン。そこから家族の話になる。
母親はどんな人だったか尋ねるシエラに、怖い人だったと答えるジャスティン。ジャスティンが泥まみれで帰ったら、拳骨の上に耳をつねられていたそう。そして病に伏しても美しさを失わないひとだったと語る。もっと儚げな人だと思っていたとシエラが言うと、いつも豪快に笑って、気のしれた友人を家に招いで騒いで、酔いつぶれてみんなで床に寝たりすることもあったと語る。田舎で、貴族と言っても民衆と垣根が低く、同じように騒ぐこともあったらしい。
シエラは明日は朝番だから、夜から子供のときからの付き合いの男がやっている酒場に行こうと誘われる。「おまえを、俺の友人に紹介できる日がくるとは」と、シエラを友人に紹介することを楽しみにするジャスティン。
その言葉に、自分とのことは一時のことにしたかったのだと思い「予想よりも長く続いたってことでしょうか?」と尋ねるシエラ。友人は王城から離れたところにいるから紹介するのは難しいと思っていた、とシエラの勘違いを訂正しつつ「慎み深くて、可愛い」というジャスティン。
自分も普通じゃないが、ジャスティンも相当かわってると思うシエラであった。
………………
夜連れて行ってもらった酒場で目が点になりそうになるシエラ。ジャスティンが肩を組まれて、酒を浴びるように飲まされている。マーシャルに止めなくて止めなくていいのか!?と詰め寄るが「慣れてしまっていたので忘れていました」と止める気はさらさらない様子。
客の1人が「このべっぴんな姉ちゃんは?」とシエラに声をかけると、ジャスティンが「俺の妻だ」と宣言。「ジャスティン様も隅に置けねえな」と小突かれて、ジャスティンはにやけてるといってもいい顔で笑っている。腕に抱かれたまま、ジャスティンは友人夫婦仲について議論を始めてしまい、振りほどけず呆然とするシエラであった。

《ジャスティン4》
ジャスティンの別荘に訪れているシエラ。ジャスティンの使用人たちと警備の確認をしていた。しっかりしていることは分かりきってるし、ジャスティン側の使用人でないシエラに警備を確認する必要性もないのに。
その夜ジャスティンが鏡を抜けてやってくるのを、別荘のジャスティンの部屋で待つシエラ。帰ってきたジャスティンから警備の確認をしたことを尋ねられる。仕事から離れて欲しいというジャスティンに、性分なのでと返すシエラ。すると、「本当に可愛いな。俺とために警戒してくれたのだろう」とジャスティンに頬を撫でられる。嬉しいと告げるジャスティンに。「食事、冷めちゃいますよ?」と話を変えるシエラ。ジャスティンの帰りを聞き食事の準備をしていた。彼を喜ばせたいみたいじゃない、喜ばせたいんだけど、と1人で脳内ツッコミをしてしまうシエラ。ジャスティンはシエラのしたことを当然のようには受け入れずいちいち反応し、感謝してくれるのでそれはそれでシエラは戸惑ってしまう。
食事内容についてジャスティンに説明すると「かいがいしく……新妻のようじゃないか?」と言うジャスティン。そういうので喜んでくれるのならと「定番のお食事になさる、お風呂になさる、それとも私?ってやりましょうか?」と冗談で返したりと戯れる2人。そして食後に月見酒をしようという話になる。
バルコニーの長椅子に座り、この地名産の酒を飲む。シエラはジャスティンの腕の中に収まっていた。月夜を見て、暗躍するにはもってこいだと頭に浮かんでしまったことに自己嫌悪するシエラ。地元が好きなジャスティンの様子を見て、なぜかシエラも故郷を思い浮かべ無言になる。冷たい風が吹き、温かさを求めてジャスティンにくっつくとジャスティンは毛布をかけてくれた。弱くないシエラを守ろうとするジャスティンを見て、この人に守られるような、そんな女だったらよかったのに、と思うシエラ。
次の日の夜、別荘の庭でマーシャルと鍛錬をするシエラ。わざわざここでしなくてもと文句を言われながらも付き合ってもらった。ジャスティンの実家で痣を作るわけにいかないため、中途半端なところで終了する。守られるようなものとして見られることを嬉しく感じる自分が気色悪くて顔を腕で覆うシエラに「障害はあるでしょうが、いい奥方になれますよ」と声をかけるマーシャル。シエラが強くても動じないと思う、力だけでなく精神的にもシエラが強いなら、強いなりに守ってくださいます、と励ますマーシャル。「もっとも、私には、あなたがそこまで強い女性だとは思えませんが」と言われ、シエラは弱いのか?と反発すると「弱くはありませんが、強くもない」と呟かれた。

《ジャスティン5》
ジャスティンの別荘に来ているシエラたち。ジャスティンとマーシャルは家主とその使用人であるはずなのに、薪用の木を切っている。シエラは傍で椅子に座り、コールドナードに日除け傘をさされている。お客様扱いに耐えられなくなったシエラは立ち上がり、強引に薪割りをさせてもらうことにした。
ジャスティンは真っ二つに綺麗に割っていたが、シエラの切った木は歪んでしまっている。もう1回もう1回とムキになるシエラに、ジャスティンは後ろからシエラの手を握り薪割りの仕方を教える。そんな2人の様子を使用人として離れられないマーシャルとコールドナードは「辛いな」と言いながら傍で見ている。2人の会話が丸聞こえなシエラは、下手で悪かったわね、へっぴり腰なことを馬鹿にしているの?と文句を言うが、マーシャルに真顔で「仲睦まじいのでこの場を去るべきかはなしていただけです」と返され、そこでようやくジャスティンと密着しているとに気がついた。
マーシャル、コールドナードは子育てについて会話をし出す。そんな2人を見て「部下の期待に応えてやらないと……」と頷くジャスティン。子供はたくさんほしい、どっちにどれぐらい似るだろうか。騒がしい家庭になりそうだ、とまるで障害なんて何もないかのようにジャスティンとその部下達は盛り上がっていた。

《ジャスティン6》
マーシャルと尋問室で相手を尋問していると、突然ジャスティンがやってきた。ジャスティンにも悟られないようにするはずだったのに、バレしまったよう。乱暴に手を取られ、シエラさ外に連れ出される。
ジャスティンは壮絶に怒っていた。殺されそうなほどの殺気に近い威圧感をぶつけられてゾクゾクするシエラ。ジャスティンには自分に害のある相手の取り調べに入っていたことまでバレており、休養期間中に自分のことで仕事をするな、と怒られる。しかし、シエラは休養期間だからこそ時間が取れてジャスティンのために動けると考えて動いていた。自分のためだと気づき、ジャスティンの怒りは落ち着くが「尋問ではなく、俺個人と関われ」と言う。そんなジャスティンに「今のが私なりの関わり方です」と言い切るシエラ。「仕事を辞める気はないんだな?」と尋ねられ、エドワルドもハルキアも職を辞めることを認めていることを分かっていながら、シエラは「天職だと思っています」と返す。すると、ジャスティンは「ならば認めるほかない」とシエラに言った。
「だが、次回からはマーシャルではなく俺に相談しろ」と再び殺気に近い怒気をぶつけられ、シエラは顔がかっと火照るのを感じた。「嫉妬したんですか?」と尋ねると「したに決まっているだろう」と不貞腐れたように言われ、この人ともっと関わりたい、関われないことが苦しいと思うシエラであった。

《クエストイベント1: 街道のモンスター退治》
ジャスティンは仕事で城から数日離れることになる。お前も行くか?と聞かれるが、ジャスティンの顔も見ずに「同行させていただくのは無理です」と可愛げなく突っぱねてしまう。マーシャルが呼びに来たため、続きは帰ってから、と別れることに。
その後シエラは街道が見渡せる王都外門近くの小高い丘の上に移動した。街中は見送るには人が多いが、ここなら支障はないと考えたからだった。顔が見えるのがやっとの距離と知っているけれど。
すると街道の先に煙が上がっているのが見えた。荷馬車にモンスターが群がって、それを追い払おうとしているよう。このままだとジャスティンと鉢合わせになってしまう。一般人も混ざった旅団のためパニックになれば行程に遅れが出てしまう、そう思ったシエラは馬を走らせて現場に向かった。

バトル

☆勝利
ジャスティンと馬を並べながら街道を進んでいく。モンスターの撃退には成功したが時間がかかってしまったため、倒し終わるのと同時に護衛と共に駆けつけたジャスティンに見つかってしまったのだ。
モンスターが襲っていたのははちみつを輸送する商人だった。撃退中にシエラもはちみつを被ってしまい、濡れタオルで目立つところは拭き取ったが服に染み込んでしまった。
「甘そうだ」と言い、ジャスティンはシエラの頬を舐める。驚くシエラをものともせず「おまえは甘い。俺にとってはいつだってはちみつのような女だ」と口説かれてしまう。シエラも恋人に口説かれ嬉しくないわけではないが、視界の端に彼の部下の姿が映り気になって顔が赤らむ。コールドナードにはちみつ女と無言で言われ顔を顰めていると、ジャスティンに訝しがられる。「その、あなたと離れがたくて」と適当に言い訳するが、そんなシエラに対して「公務がなければすぐにおまえの香りを堪能できたのに」、と言うジャスティン。この人がこんな甘ったるい台詞を言えたことにも驚くが、そんな台詞に蕩けそうになってる自分にもっと驚くシエラであった。

☆敗北
「大丈夫か、シエラ……。報告を受け、すぐ駆けつけて正解だった……。しかし、わざわざ俺のために、先回りして虫を叩こうなどと……。気持ちは嬉しいが、あまり無茶をするな。……傷ついたおまえを、残していく俺の身にもなれ、気掛かりで、仕事にならん。ああ……、そろそろ時間か。いいか、俺が戻るまで安静にしているんだぞ?」

《ジャスティン7》
別荘にみんなで移動し、転移酔いでふらふらするシエラ。マーシャルに「好きなもののことでも考えて、気を逸らすんです」と言われるが、くらくらして想像力も働かない。しかし、ジャスティンに心配そうに「辛いか?」と聞かれ、ちょっと気が紛れるシエラ。
…………
[ジャスティン、マーシャル、コールドナード、シエラの4人で庭に来ている。黒い艶やかな毛が美しい、頭の良さそうな犬が檻の中で尻尾を振って吠えていた。「あの犬、離さないの?」とシエラが尋ねると、3人は顔を見合わせる。何か問題があるのか尋ねるが、躾られた賢い犬らしい。私、犬好きだから遠慮しないでください、というシエラの声に気が進まなさそうに放すことにしたジャスティン。昼食の準備があると離れようとするマーシャルをシエラが引き止め、犬を檻から出してやる。犬は元気に走り回り、投げた棒を取ってきたり、顔を舐めたりする。すると、犬と同時にマーシャルも猛烈な速さで動き犬の反対に移動した。シエラが魔法酔いしたときのように、顔色が悪く、汗をかいている。シエラは傍にやってきた犬を可愛がっていたが、マーシャルの尋常じゃない様子を見てどうしたのと声をかける。するとマーシャルは「私の前にいるのはそう、猫です」とブツブツ言い出した。マーシャルは犬が大の苦手で生理的に受け付けないらしい。仕事と割り切るといいが、プライベートに近いと無理とのこと。だが、ジャスティンの犬は普段世話をしてるコールドナードよりマーシャルになつきよく追いかけられるらしい。昼食の準備をしてくると、早足で離れるマーシャルを、シエラの手から抜け出した犬が追いかけて行ってしまう。マーシャルの声にならない悲鳴のようなものが聞こえた。]
……
その夜、ジャスティンの入浴にシエラは付き添っていた。もちろん、シエラは服を着ている。警護というより妻の役目のようだと意識してしまうシエラ。マーシャルが犬が苦手だという話になり、ジャスティンの苦手なものは何かと尋ねる。皮肉めいた笑みで告げた相手は遠回りだが弟のこと。嫌いな相手に愛想を振りまくくらいなら好きな相手に愛想よくしたい、とシエラを引っ張って湯船に落とす。悪役を演じて「どうしてほしい?」と尋ねるが、ふっと笑いおまえが鼻血を出してしまうからそういうことは後にしよう、と告げるジャスティン。そんなジャスティンにシエラは、「長湯しなければ平気ですよ?」と返す。守りたくなるような女はどんな女だろうか、と考えるのだった。
……
(鼻血をだしちゃうような女ではないわよね)と翌日職場で落ち込むシエラ。「で?鼻血を出すような、何があったんだ?」とハルキアに聞かれ無言になるシエラ。

《ジャスティンクエストイベント2:誘拐犯》
廊下を歩いていると、ジャスティンに呼び止められた。これから街に買い物に行くと伝えると、最近不穏な動きがあるから気をつけろと言われる。親しい者たちは心配より信頼の方が勝っているため「心配してくださるのなんて、ジャスティン様くらいです」と言うと、心配だからジャスティンも付いてくることになった。狙われているのはシエラなのに、次期国王の異母兄がついてくるなんて、とやめさせようするシエラだったが「いつもはおまえが俺についてくるだろう。仕返しだ」とついてきてしまった。
街でジャスティンは強情で頑固な性格で、いいお父さんになりそうだと話し合っていると、敵に挟まれてしまう。

バトル

☆勝利
最後の刺客を倒す。本当ならば守る立場であるはずのジャスティンに背中を預ける形になってしまい、自責の念に駆られる。謝るシエラに、それが目的でついてきたのだから気にするなというジャスティン。
また襲撃がおかしいという話をする、暗殺なら少人数のはずなのに、大人数なことから誘拐のようだった。自分を誘拐するメリットなどないというシエラに、ジャスティンはエドワルドは動かないが、俺は交渉に応じる。俺が動くならエドワルドも必ずフォローに入る。おまえは一人で次期国王とその異母兄という二人の王族を動かすことのできる女だと説明。自分にそんなにも価値があることに息苦しくなり、シエラはふらりとよろめいて倒れてしまう。
その後ジャスティンの部屋に運ばれた。ベットに横にされ、護衛失格だと謝るシエラに、「俺の女だ。俺が守って当然の存在」とジャスティンは堂々としている。ジャスティンがそばにいることで落ち着かないシエラ。看病をすると言われ慌てて起き上がろうとするが、ジャスティンに抱きしめられ、そのまま寝かされて頬に口付けられる。目を覆われて自然と目が閉じて行った。
カチャカチャという音といい匂いに意識が浮上する。ジャスティンが紅茶を入れてることに気づき飛び起きるシエラ。自分がすると起きたシエラを流し、結局ジャスティンに紅茶を準備されてしまう。このまま泊まれといわれ、迷惑をかけられないとシエラが断ろうとするが、威圧感をぶつけられる。使用人ではなく、俺の女だから迷惑をかけろ、というジャスティン。「私にそんな価値を見出しているのは、ジャスティン様くらいなものです」と言うと「おまえの価値は俺だけが知っていればいい、おまえが攫われたりしないように」とジャスティンは呟いた。

☆敗北
「怪我の具合はどうだ?深い傷ではないようだが……、……ふん。礼などはいい。それより、あまり油断をするなよ。おまえとて、狙われる立場にあるということを覚えておくんだな。俺がいたからよかったものの……。……どうした、痛むのか?今、痛み止めを持ってくる……。安心しろ、今晩は俺がついていてやる」

《ジャスティン8》
エドワルドをよく思わない連中はエドワルドに直接当たるほど愚かではないが、端々からつついてくる。社交パーティーの護衛として参加していたシエラの部下にわざとぶつかってきた。難癖のようなものだったが、頭を下げて謝罪したシエラだったが、頭からワインをかられてしまう。その場はうまく捌いたつもりだったが、ワインを滴らせた状態でシエラの自室前で待ってたジャスティンに出くわしてしまった。
ついてないですね、と笑いながらなんでもない風に喋りかけるが無言で睨みつけられる。「誰にやられた?言え」とぶわっと冷や汗が出るほどの殺気に近い怒気をはらんだ声で言われる。相手を切ると剣を抜き取るジャスティンに、「あなたには言えません」と返すシエラ。すると肌に傷一つ作らずシエラの服を切り裂いた。直接その場にいたものに聞くと動き出すジャスティンを止めると、首に剣を突きつけられる。斬られたいのか?との声に、構いませんと返すシエラ。あなたのために死ぬと嘘はつけないが、切り殺されて怒りが収まるならそれでいいというシエラに、冷静さを取り戻したジャスティン。俺が手を回さないうちに早々に手を打てと言い、ワインで汚れたシエラを抱きしめた。キスを口に、頬に、額に、首にとされ、高級なものになったような気分になるシエラ。俺が本当に殺したいのは、おまえを蝕んでいる奴だというジャスティンの言葉に、このワインのように染み込んでしまったものはいくら洗っても元の白さは取り戻せないと思うシエラ。

《ジャスティン9》
「今日はでかける」と言われベットから顔を持ち上げるシエラ。朝は苦手だだるいと思いながら立ち上がるとふらついてジャスティンに抱きとめられる。弛んでるなと思っていると、ジャスティンに「熱があるじゃないか!?」怒鳴られた。微熱がでていてらしい。すぐベッドに戻された。出掛けるのでは?というと怒られ、今日は部屋を出るのは禁止寝ておけと言われジャスティンは部屋から出ていった。寂しいような気持ちになって弱ってると感じたシエラはそのままうとうとと眠った。
少ししてそっと部屋に人が入ってくる気配に目が覚めるシエラ。ジャスティンが冷えたタオルを額にのせてくれた。「眠っていろ」と優しく頭を撫でられる。懐かしく悲しい記憶が蘇る。気配が遠ざかっていく感覚に置いていかれたくない、捨てられたくないと、手を伸ばして薄い布地を掴んだ。マントを掴む手に温かい手が添えられ「すぐ戻るから」と頬を撫でられる。この人は戻ってきてくれる大丈夫と感じたシエラは手を離す。
また眠ってしまっていたシエラだが、美味しそうな匂いに目が覚める。体調はすっかりよくなっていた。ジャスティンは一人分のお粥を持ってきていた。自分用かもと思ったが、ジャスティンも食べるつもりがあるならと「毒味した方がいいと思います」というシエラ。「失礼な奴だな。食べてみろ」と差し出されたお粥を食べるシエラ。毒は入ってないみたいと感想を伝えると「当たり前だ。俺が作ったものにそんなものが入ってるか!」と言われる。尋ねると、趣味程度に料理をするらしい。色々揃っているのに、料理ができるなんて毒が入ってなくても「熱が上がりそう」とシエラは呟き、「まさか、どこで毒が!?」とジャスティンを慌てさせた

《時間経過6その後》
髪を下ろしているのを見て「何かあったのか?いつもなら私服の時しか下ろさないだろう」とジャスティンに尋ねられる。理由は言わず「似合いませんか?」の尋ねかえすと「いいと思う」と言われる。幸せだなあと、機嫌よく笑うシエラを見て「俺もだ」と言われ、欲深く罪深く、許されないけど、今とても幸せと思うシエラだった。

《ジャスティンエンド》
ベットの上で、明日は母の命日だと告げられるシエラ。墓参りに伴って来て欲しいとジャスティンにお願いされる。ジャスティンからは家族の一員になることがもう確定したかのように話をされる。反応には困るが、そばにいることが幸せだからそばにいるのは困難なんて思わないシエラ。命の危機でもこんなふうにならないぐらいの心臓の脈打ちを感じる。言葉にならないがジャスティンよりはまりこんでると思うシエラ。
翌日花束を抱えたジャスティンとともにお墓のある建物の前までやってきたシエラ。都のゴテゴテと見栄をはったお墓と違い、気品と深みのある建物だ。建物には鍵がかけられ、中には限られた者しか入ることができない。それでも建物の周りは花で埋め尽くされ、高そうな酒瓶も置かれており、忘れられていない未だに愛された人なのだと感じるシエラ。
互いに相手のお墓なんてみたくない、長生きしてほしいと話をしているうちに建物の門の前までやってきた。鍵を開けたら亡くなってはいるが、ジャスティンの母親と対面することになると思うと入ることを躊躇うシエラ。そんなシエラにきっぱりと「おまえを母に合わせたいんだ」と言われ、引っ張り込まれる。建物の中は日が差し込み明るい。区切りはなく奥に墓があった。お墓には花束が1つと、一輪差しが置かれている。王家の人の墓に参れる限られた人物はシエラには2人しか思い浮かばない。「命日にここに来るものは受け入れている」とジャスティンは言った。
ジャスティンも花を置き、墓標を見つめる。「昔母と約束を交わした。果たせないのは残念だ」と言うので、どんな約束なのかシエラは尋ねた。
それはまだジャスティンと母親が2人で暮らしていたときのこと。「もし、あなたに好きな人ができたら、祝福してあげる」と母親は言った。ジャスティンは自分と母上と自分の認める人だけに認められたらよいと言ったが、「認められたらもっといい。他からの祝福が必要な場合もある。必ず紹介してちょうだい。あなたの大切な人を……祝福したいの」、それが昔母親と交わした約束だった。
「母が亡くなった今としては紹介できない。出来るのは、ここにおまえを伴うぐらいだ」と誇らしげに言うジャスティン。そっと墓標を撫でるジャスティンの手に自分の手を重ね「恋人の親に会うのは怖いですが、お会いしてみたかった」というシエラ。そして2人の手が共に墓標に触れると、墓石から光が溢れ「愛しい我が子らに祝福を」という声とともに光の中に一瞬女性の姿が見えた。呆然としていると、石の動く重たい音がして、レバーが出現する。シエラがレバーを引くとシンプルな箱が出てきた。
…………
ジャスティンの別荘まで帰ってくる。すると、コールドナードとマーシャルとオランヌが待ち構えていた。オランヌに嫌な顔をするシエラに魔法嫌いも程々にとマーシャルやコールドナードに言われる。魔法には慣れない、危険のあるのさものじゃなかったけどさっきも魔法にでくわした、と話をすると「そりゃあそうだよ、俺の魔法は安全だ」としたり顔でオランヌが笑った。
慌てて人払いをしてオランヌに話を聞く2人。箱は開けられず持って帰ってきていた。本当は箱を開けて2人で感動してもらうつもりだったのにというオランヌだが、準備した仕掛け箱は型が古すぎて開けられなかった。オランヌが仕掛けを解いて箱を開けると仕事でみなれているような公的文書が入っている。「お母上から、君達への結婚祝いだ」のオランヌは年長者らしい口調で告げた。
夜、エドワルドのもとに訪れたシエラ。エドワルドからは「ついに辞める気になった?」と聞かれる。冷たい王の顔で、シエラの代えはきくけど、兄の替えはきかない。優秀だけど、他はいくらでも探せる。と、決して自分が取り立てた恩は返してもらったから好きにしたらいい、なんて言わないエドワルド。そんなエドワルドに「私ほどあなたを愛しているものはいない。今はまだ」と仕事を続ける意志を伝えるシエラ。「全く僕の周りは、僕を安心させてくれない」と大袈裟にため息をつき、お手上げだとポーズをとるエドワルド。守りたい人がいるのはとても幸せなことだと思うシエラ。
…………
酒場でマーシャルと飲むと「おめでとうございます」と結婚を祝福される。シエラの方も「まだ先のことよ」と先のことを期待している。早く子供を作ってくださいと言われる。女の子ならどうしようもないじゃじゃ馬になるんでしょう、というマーシャルは、ジャスティンがシエラを見るような、シエラがエドワルドを見るような、母親が子供を見るような、守りたいものを見るそんないつもと違う目をしていた。
…………
それからどれだけたったのか。ジャスティンの別荘の庭で女の子の声が響く。波打つ黒く長い髪を後ろで1つ括りにして、大きな蒼い瞳をした少女が剣を持ってマーシャルに斬りかかっていた。
「手加減しないで、嘘ばっかり。すぐ父上みたいに強くなってマーシャルなんてとっちめてやるんだから」「私はあなたに成敗されるような悪いことをした覚えはありませんよ、お嬢様」「私のことちゃんと名前で呼ばないじゃないっ。お嬢様なんて、やめてよねっ!子供っぽいもの」「まだ子供でしょう」「もおおっ!本気で相手をしてよねっ。今に母上みたいに強い女になって、マーシャルなんて、ぶちのめしちゃうんだから」「お母上のようになったら、私もぶちのめされてしまうかもしれません。……早く本気でお相手できるほど、強くなってくださいね?」
一方、家の中ではシエラが書類を眺めて迷っていた。書類の束は身分を完璧に整えるための書類。養子縁組や出生・縁者に至るまで、組み合わせは何通りもあり、王家の推薦や承認も付いている。作成日は古くても提出するだけで認められる効力の強いもの。第一王子と結婚しても誰もが納得する身分を作り出せる。今作ろうとしても、現国王の力をかりても時間がかかるような代物で、この裏には当時の国王の姿が見え隠れしていた。
明確な占いなどもしないような性格の人だとジャスティンは言うが、まるで初めから身分の低い娘を娶るとわかっていたかのような完全な根回しだ。「経験したものなら対処も分かるからな。自分がした苦労までは受け継がせたくなかったんだろう」とジャスティンは言う。これだけのものが用意できたのに自分では使わず、子供のため自分のために最善の道を選んできたジャスティンの母親。どんな想いで集めて、守ってきたのか。
「使ってくれるか?」と尋ねるジャスティンに、もちろん、と返すシエラ。迷うほどたくさんの道が提示されているが、行き着く先は一つ。行きたい場所も一つ。
マーシャルと二人の娘の声が聞こえてくる。「もしいつか、あいつらが……」と言いかけて「いや、ずっと先の話だ」と濁すジャスティン。ジャスティンの眉間にはうっすらと皺ができ、それを愛しく思うシエラ。年の共に、その皺が刻まれ深まっていくのをこの目で見たい。
私はもうたどり着いている。あとは、この場所を守るだけだ。守ることは得意分野だから自身がある。守りたい。それと同時に守られているとも思えるようになった。生きるのに相応しい、そして受け継ぐに相応しい理由だ。そう思えるようになったシエラ。
-END-

《好感度未達成エンド》
ジャスティンの機嫌が悪い、ジャスティンのお陰でスムーズにエドワルドが即位できるとお礼を言うが、俺は何もしてないと冷たく言われる。エドワルドのために休養中も働いていたシエラに、戴冠まで休暇を申請しろというジャスティン。そんなことできない、と断るシエラに、おまえの周りは優秀なものが多い。マーシャルにも協力させる?むしろこの機会に引退するか?とジャスティンに言われる。「極端すぎます」とシエラが止めると、「ならば適度に休め」という。それでもエドワルドエドワルドというシエラにジャスティンの顔が強ばる。そんないしのつよいところも気に入ったところだけどとため息をつくジャスティンに、自分がいると立場が悪くなると心配するシエラ。「おまえがいればらそれでいい」というジャスティン。私もそんな頑固なところを気に入ってると思うシエラ。

《支持率未達成エンド》
打ち合わせ終わりにマーシャルと2人で酒場に来たシエラ。ジャスティンの公務が終わるまでの時間潰し。気が抜けていたのかと言う話をする。これから忙しくなるが、ジャスティンと会えなくならないように協力を依頼するシエラ。マーシャルは支持率不足なんて情けないと言われつつも、それだけジャスティンとの時間を大切にしていたシエラに対して進んで協力を約束してくれる。
ジャスティンの部屋までジャスティンと2人出歩く。結局は同じことではあるが、エドワルドではなくおまえに協力してやると、協力を約束してくれる。外の満月見て「休めたか?」とジャスティンに尋ねられる。「怠けすぎなぐらい」と答えると、笑って「可愛い奴だ」と言われる。ずっと2人で過ごした気がするほど充実した時間だったと語る、ジャスティン。そして、凄んででもシエラが怠けたのは自分のせいだとシエラに言わせる。理由を尋ねると、ジャスティンはシエラと会うことを優先させて鍛錬や社交を怠ったらしい。俺だけ堕落するのは不公平だと言われる。「俺といて窮屈じゃなかったか?」と尋ねるジャスティンに「安心しきって周りが見えなくなるほど」羽を休めたと笑顔で答えるシエラ。その言葉に「安心した」と微笑むジャスティン。
巻き返さないと、と奮起するシエラ。ジャスティンに対して、自分の怠慢がジャスティンのせいなら、ジャスティンのせいでエドワルドに迷惑がかかったことになるから、少しはエドワルドに協力してほしい、と言う。そんなシエラにたいして「ごめんだな。あいつが、おまえが俺のものと思い知るいい機会だ」と鼻で笑った。


はい、以上になります。
お分かりいただけますか、もうイベント2からカペラさんとの違いに泣くしかない。カペラさんなんてエンパイアのエンディングで、この人には絶対過去は言えない、と心の中で言い切られていたというのに、ジャスティンに対してはお話してるんですよ?それも貧しくて親に捨てられて奴隷もして売られたって、ってとこをですよ!?これが正ヒーローとの格差か……と哀れみの目を向けだしたら止まらないし、カペラさんがマジで可哀想なので純粋な感想だけにしますね、はい。

なんというかジャスティンって懐が広すぎてすごいんですよね。たぶんシエラがいうように、奴隷と王子様と恋人、結婚っておとぎ話なら面白いかもしれないけど、ルクソーヌっていう貴族の国でなら失笑物な夢物語って考えるのが当たり前なんですよ。なのに、王子様が何の躊躇いもなく恋人だ、妻にするって宣言しまくって、彼の部下達も歓迎モードだから、受け入れないとか意味わかんないって逆にシエラが常識ないみたいな対応をされまくります。シエラも頑固すぎるところはあるけど、物語から離れて真面目に考えたらシエラの反応の方が正しい気がする不思議。でもプレイしてたら、早くジャスティン受け入れてやんなよって思っちゃうんだからジャスティン様ほんと半端ないです。

ジャスティン1で分かるように、城でいた時からかなり甘々モードな2人ですが、ジャスティンの別荘に移動してからはさらにパワーアップします。のんびり休暇を楽しむ2人。そして、ほんと意味わかんないぐらいベッドの上のイベントが多く、イチャイチャしてる。日常の中からシエラを守ろうとする行為が溢れてて、あのシエラが守られるような女になりたいと思います。こんな化け物みたいな自分が守らたいと思うなんて….と格闘しているところを上手くサポートに入るマーシャルのナイスアシスト。
とりあえず終始甘々に過ごして、毎回砂を吐きそうになります(笑)
人目を憚らずにシエラにベタベタしてるジャスティンですが、シエラに何かあるとエンパイアでもお馴染みの殺気を発するブチ切れをかましてきます。シエラはというと、これがゾクゾクしてるんですよね。シエラがジャスティンに惚れたのって優しいところももちろんなんだけど、この殺気をぶつけられた時のドキドキが吊り橋効果になったんじゃないかと思っちゃいます。ちょっとMっけあるよね()
甘々な日々を過ごしていく中、シエラも段々絆されていきます。まさかシエラが「ご飯にする、お風呂にする、それとも私?」をするなんて、誰も想像できなかったんじゃないかなぁ。悪役のようにシエラを閨に誘いながらも、すぐに冗談として流すジャスティンにどうぞと身を差し出してくるシエラも驚愕の甘さ。エンディング入るまで、仕事は絶対辞めない・結婚なんて無理、という姿勢は変わらないけど、それ以外はほんと甘々です。

そして、エンパイアでもエドワルドとの回想シーンで出てきた、ジャスティンのお母さんがジャスティン√では大きな鍵になります。
私もシエラ同様、儚い人だと思ってたけど、実際は結構お転婆な人だったらしいジャスティン母。ちょくちょくイベントに出てきては、そんな人だったんだ意外〜、と思わせて置いてエンディングでぶちかましてくれます。お墓に亡き母からの結婚祝い。これによってシエラも、仕事をやめてジャスティンと結婚することを受け入れることが出来ました。ジャスティンの来るかわからない恋人のために一肌も二肌も脱いでたお母さん、その時の国王も巻き込んでだなんて、いやほんと、ジャスティンのお母さんと前国王とのお話だけで分厚い本が出来ちゃいそう。

そしてエンディングの最後は一気に10年以上未来のお話になります。見た目ジャスティンで性格は母親譲りの娘がマーシャルと鍛錬してるなんて、ほんとありがとうございますとしか言い様がない。娘×マーシャルの妄想が捗るとしか言えないです。これを公式にしてくれたロゼ様に感謝しかありません。尊い……。絶対娘ちゃんマーシャルのこと好きで張り合ってるじゃん。名前呼んで欲しいってなんだよ……。そしてマーシャルも好きだったシエラと敬愛するジャスティンの娘ちゃんなんて、絶対好きになるじゃん!!!名前呼ばないの自分の恋心隠すためでしょ!!、と会話があまりにも尊いので、半分はそのまま載せさせてもらいました。ジャスティンが薄々感じるほど2人の仲は良いみたいです、
ほんとこの娘とマーシャルのスチルを見ていただきたい。
そしてシエラの方も、何の憂いもなくジャスティンの妻になれる立場+10年ほどの歳月によって、守られる立場を受け入れられるようになってるの、ヤバくないですか?ヤバいです。ジャスティンの母親の気持ちは、私の記憶が間違ってなければエドワルド√で何となく察することができるんですけど、それは置いておいて。ジャスティンの老いていく変化を傍で見ていきたいとか、これから家庭を守ると同時にジャスティンや周囲の人にこの幸せを守ってもらうことに生きている価値を見出したシエラが、尊すぎて見てるこっちが泣きそう。しかもイベントがこの未来にとんでから、バックミュージックがエンパイアの壮大な音楽なんですよ(エンパイアのミハエルエンドで流れた音楽と言えば伝わりますか?)。ミハエルと約束した女として生きる道と1人で生きていく道の間を駆け抜けた先が、この幸せな家庭なのかと思うと、ほんともう感無量。
数年前にプレイしたときは完璧すぎる終わりすぎてちょっと…と思った私ですが、改めてプレイしたら尊い以外の言葉なくすぐらい感動しちゃいました。年取ったなぁ………
基本マーシャルって自分の√以外は当て馬MAXで切なくなるんですけど、さすがジャスティン自分の侍従長も幸せにしてくれました。さっすがシエラと周囲の人みんな幸せにするマン(私が勝手に名付けました)というか恋心を、シエラとジャスティンの子供への愛情に切り替えることで、シエラへの恋を断ち切った感あるよね。頑張れマーシャル。
ジャスティン√の2人は幸せな妻と夫であり、素敵な母親と父親になってそうで胸が暖かくなります。あー尊い。

あ、未達成エンドのこと忘れてた。好感度足りないエンドは2人とも結構冷たい感じ。エドワルド第一を止められなかったシエラと、それにおこなジャスティン様です。
逆に支持率足りないエンドは甘々なんですよねー。恋にうつつを抜かして仕事しなかったダメカップルになるんですけど、全然後悔してなくて笑っちゃう。この感じなら1,2年遅くなるかもしれないけど、ベストエンドと同じ最後を迎えそうな感じ。

感想も含めるとかなり長くなってしまいました。次回はジャスティン√のサブイベントの方をアップしたいと思います。
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