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さて、予告通りエドワルド√です。エドワルド√はOPムービーとかもともとの公式サイトでみなさんもご存知の通りかもしれませんが、他の誰よりも魔法を有意義に使って休暇を過ごしています。
そして、彼ら2人は2人にしか分からない絆で結ばれているんだろうけど、傍観者側からしたら切なくなるイベントの数々。
おそらく1番イバラの道を選んだシエラのその後を、続きからどうぞ
そして、彼ら2人は2人にしか分からない絆で結ばれているんだろうけど、傍観者側からしたら切なくなるイベントの数々。
おそらく1番イバラの道を選んだシエラのその後を、続きからどうぞ
※[ ]で括られている部分は、エドワルド、ブライアン、ランビュール共通イベントです。
《エドワルド1》
《エドワルド1》
エドワルドは自室の床でゴロゴロしながらため息をついている。城の外に出たいと言うエドワルドに、シエラはちょっとでもダメですと猛反発する。落ち着くまでダメですというシエラに、即位したらずっと忙しくて落ち着く時なんてこないとエドワルドは文句をいう。もちろん出かけてはいけない理由は賢いエドワルドはよく分かっている。「分かっている、これはただの嫌がらせだ」といい、シエラの足を掴んで床に転がせた。エドワルドは賢いから、シエラが「何も対処しない」という選択をしたことも分かっている。分かっていて、ごめんねとシエラに謝った。
鳥かごの中は退屈だと言ったかと思うと、急に窓の外の雲を見て物に例えてみたり、読めない人だなと思いながら、そんなエドワルドの話に付き合うシエラ。外を見て魔法で外を飛びたいという話を始める。たまに魔法使いになりたいと思う、そうしたら鳥かごも広がる、外に出たいというエドワルドは言う。そうなったらなったで、別の足枷が付きますよと厳しいことをいうシエラに、この程度ならできるけどとエドワルドは手品で花を1輪手から出してきた。シエラにも見抜けないほどの早業だ。
見抜けなかったことにショックを受けたシエラは、他にも見せてあげるというエドワルドの手品を真剣に見るが、やはり見抜けない。もう1回見たいと強請るシエラに、見た目だけじゃなくて中身も子供っぽいよとシエラの髪の毛をエドワルドは引っ張ってくる。引っ張りながらキスをされて、シエラは抵抗せずに受け入れる。何もしてあげられないけど、普通のデートをしてみたいという話をする。普通じゃないから、普通のことが刺激になるとエドワルドは言う。
そしてシエラの首元に噛み付いて、「可哀想に。君が痛がってると、僕まで痛みを感じるよ」と自分でやったくせに哀れみを込めた口調で囁く。
だがエドワルドはまた突然話題を変えて、オランヌを明日部屋に呼ぶようにシエラに伝えてくる。心配だから同行したいといいかけるシエラをデコピンで止めて、目を覆ったまま深く唇をかせ寝てくる。「愛しているよ」と呟くエドワルドの顔は目隠しで見えなかった。シエラはエドワルドの唐突な行動と言葉にいちいち翻弄されてしまうのだった。
《エドワルド2》
[ブライアンから骨休めに出かけようとお誘いされる。小さい別荘だからおいで、とのこと。
仕事が忙しいと断るけど、近くにいたエドワルドが裏切り、ピークは過ぎたと情報提供をする。
城にいると気が休まらないから、エドワルドが行きたい様子。それはこの期間がエドワルドにとって最後の自由時間になるから。
別荘はまともに行ったら1日半かかる場所にあるとのこと。用事があるときだけ帰ったらいいとニコニコしてる2人に、嫌な予感。
予感は的中で魔法で移動。絶対許可しません!!!と拒否の姿勢だったけど、ランビュールに説得されて渋々許可を出す(オランヌが俺の話は無視なのにとしょんぼりしてる)。
許可を出した途端、オランヌの魔法で転移させられる。転移中怯えるシエラだったけど、]エドワルドが手を持ち「乗大丈夫だよ?」と言う。何かあってからじゃ遅いんですよ、と心の中で文句をいいつつ、手を握り返すシエラ。
[転移を終えて、みんなが田舎の空気の清々しさを味わっている中、シエラだけは1人転移酔い。
オランヌは、魔法の耐性が弱いから魔法嫌いだったんだねーと、納得した様子。
結局城のような大豪邸にご案内される。お屋敷にも古い鏡を置いて、オランヌの部屋の鏡と繋げていつでも行き来できるようになりました。
場面は変わって庭でエドワルドとブライアンが一緒に乗馬を楽しんでいる。割と会話は仲がよい感じ。]
2人が馬に乗っている間暇を持て余しているシエラ側のメイド達はおしゃべりをしている。メイド長はブライアン様とはどうなんですか?とブライアンのことで話をしていると、ランビュールがやってくる。気兼ねなく話をしている2人を見て、ランビュール様と付き合ってるんですか?とメイドの1人が言い出した。「そんなデマがあの方に伝わったら……」と口を滑らしかけるランビュールににっこり圧をかけるシエラ。場が凍りついた後、無難な話に方向転換していった。
[シエラにも客室があてがわれる。もてなしを受けることに居心地の悪さを感じるシエラ。
とりあえずオランヌの転移鏡に問題がないことを確認する。]
エドワルドの自室の床で2人で転がっている。楽しかったよ、と言いながらも不機嫌そうなエドワルドの不機嫌な理由を探ると、ブライアンの屋敷をランビュールと一緒に見て回ったことに拗ねていた。「坊ちゃん」と宥めるシエラ。「こうやって抱きしめるのも、キスをするのもあなただけなのに」と宥めるが、「足りないよ。休養期間君と過したいんだ。もっと恋人らしく……..」と拗ねたようにエドワルドは囁いた。
《エドワルド3》
エドワルド書類仕事に付き添うシエラ。エドワルドが気まぐれにシエラに怒っている?と聞いてくるが、「オランヌに怒っても、あなたには怒りません」と答えるシエラ。
ある程度仕事を進めたところで、身体を伸ばしたエドワルドは自分の席を立ってシエラの方へやってくる。「遊んで?」と言いながら抱きしめて床に倒れ込んだ。抵抗しないから心配だとエドワルドは言う。主の僕と恋人としての僕とどっちが好き?とエドワルドが尋ねるが、シエラはあなたはあなただから同じだと答える。エドワルドは主だから強要されているわけじゃないと言ってもらいたいらしい。強要されてない、シエラが言うと、今度は「嬉しいけど、嫌だ」とエドワルドが言い出す。
気持ちは離れてしまうものだから、自由意志だと離れてしまう。強制なら離れられないけど、その関係は求めているものではない。離したくない、とシエラにキスをするエドワルド。「難儀なものに捕まったね」というエドワルドに対して、相手が私じゃなければ複雑な葛藤をしなくて済んだのにと思うシエラ。でも同時に難儀なものが好きだからこそこの複雑な関係でまったりできているのだろうと思う。
あなたを閉じ込めて、私だけに命令して、閉じ込めて外に出さないで、とつらつら思いながら、出かけてみましょうとシエラはエドワルドに声をかけた。
…………
お忍びで街に来た2人。エドワルドはシエラにジェイと呼び捨てにすることと、敬語もなく普通の恋人のように過ごすようにお願いしてきた。やりにくいと思いながらも付き合うシエラ。
本屋さんで突然本を購入したあと、エドワルドは人気のお店があるとシエラを広場に連れていく。
美味しいと噂の屋台で骨付き肉を注文すると、硬いけど大丈夫かい?とエドワルドだけ茶化された。オマケもくれて買い物を終わらせたが、コンプレックスを刺激されたエドワルドは拗ねている。近くのベンチに座ってかぶりついて骨付き肉を食べる。シエラがソースで汚れたエドワルドの口元を拭いてあげると段々機嫌が上昇してきた。オマケでもらったキールをシエラの分まで飲んでしまうエドワルド。シエラが戯れて髪を弄っているとエドワルドの様子がおかしいことに気づく。慌ててエドワルド様とシエラが声をかけると、いつもより低い声で、約束を破るなんて悪い子だと遊び人のように髪にキスをしてきた。酒に酔ったエドワルドは口調まで変わって、「嫌がるおまえよ可愛いよ」と肩に腕を回して人気のないところに連れていこうとしてくる。
………
夜、城に帰ってから「記憶がないんだけど、1部しか」とエドワルドが言う。もっと男らしい方が好きなんだろう、というエドワルドの質問にそんなことない!と強く反対するシエラ。強要されるのは嫌だけど、エドワルドには抵抗できないと思ってしまうシエラであった。
《エドワルド4》
ブライアンの屋敷の警備確認をするが、完璧だ。エドワルドはおらず確認のためだけに来ていたため、確認を終えて帰ろうとオランヌの鏡の側までやってきたシエラとその部下達。すると、そこには今日来ないはずのブライアンと、端正な顔をした小さな男の子がいた。
くりくりのエメラルドの瞳に黄金色のさらさらの髪。男の子の格好をしているが、それで女の子のように可愛い子をじっと見つめると、綺麗な少年はにこっも笑った。初めて会った気がせず、なぜか親近感がわく。そして不思議なことにシエラの胸が高鳴った。
ブライアンは、親戚の子だけど君たちに見て欲しいと言ってシエラが止めるのを待たず鏡をくぐり抜けて帰ってしまう。子供が遊んでと声を掛けてきた。
「好きな子が好きだから、チョコレートケーキを作りたい」と少年は言ってくる。それに無意識に敬語で答えるシエラ。どうしてかとても大切な人に思える
………
顔にクリームをつけながら、少年はケーキを懸命に作ろうとしている。周りで部下もケーキ作りをしているがそちらは酷い有様。お姉ちゃん、と呼ぶ声にしゃがんで目を合わせると、「お姉ちゃん可愛い」と軽くキスをされる。さすがブライアン様の親戚、と呟くシエラに「真面目でお馬鹿さんで、可愛い」と少年は呟いたがその声は部下が起こした爆発のせいでシエラには聞き取れなかった。
爆発音と共に助けを求める部下のもとへシエラが行こうとすると、少年が袖を引いてくる。「君は僕のものだろう。何よりも優先しろ」というセリフと仕草に少年がエドワルドであることを悟り仰天するシエラ。叫びそうになるシエラを止めて、2人だけの秘密だと、少年姿のエドワルドは笑った。
…………
城に戻り、ブライアンを無言で睨むシエラ。シエラは部下が壊した調理場の謝罪に来ていた。謝罪が終わった後もシエラは不機嫌な顔で居座る。しどろもどろにブライアンはエドワルドに頼まれたのだと言い訳をしてくる。誰が魔法を使ったのかと問い詰めると、ブライアンでランビュールでもないとブライアンは返答した。無害な魔法だからというブライアンの言葉に、何かあったらこんな穏やかにお話していませんよとシエラは答え、「これ、穏やかなの?」とブライアンを慄かした。
《オランヌ4その後》
昼に城の廊下でオランヌと2人でいるところに、たくさんの部下を連れたエドワルドと出くわす。2人で出かけるの?というエドワルドの問いかけに「2人で食事に行くんです」と嬉嬉として言うオランヌ。笑顔のままのエドワルドがとても怖いシエラ。断りづらい訳があるのだがその場では言えず。
夜になって自室で仕事をしているエドワルドに、シエラから昼の話を切り出す。仲良さそうなというエドワルドの言葉を否定するシエラ。少し嫌な感じがしなくなったとはいえ、シエラはエドワルドに魔法を近づけさせたくない。エドワルドとオランヌの仲は良好だけど、自分たちのことは知られているのに、自分は相手のことが、わからないのが困るというエドワルドの言葉に、エドワルドも自分と同じようにオランヌを、怖いと感じているかもしれないと思うシエラであった。
《エドワルド5》
エドワルドがオランヌを自室に呼んでいる。エドワルド自体に魔法をかけたことで余計嫌いになったとオランヌを睨むシエラ。
今日もエドワルドが魔法をかけるために呼んだらしい。怒るシエラの文句を返しながら、オランヌに魔法を使うよう指示するエドワルド。オランヌが呪文を唱えて液体を垂らすと、眩しい光が部屋を包んだ。光が消えると、目の前には綺麗な淡い色をした海が広がっている。まるで海の中のようだ。
オランヌの魔法で、オランヌが過去に見たことある景色を再現しているらしい。潮臭くもなく、服も濡れない。綺麗なだけの景色にシエラも文句を言えなくなる。
エドワルドの希望で浅瀬から深海に景色が変わっていく。暗い中でしか生きられない深海魚だが、浅瀬とも行き来できるものや、姿が浅瀬と変わらないものもいる。オランヌは「こんな深いところで生きていける、度胸のある魚達だ」と呟いた。
…………
夜にマーシャルと鍛錬をするシエラ。そしてマーシャルに海の話題をもちかけた。2人して、海は落ち着かない、物理的なもののほうが落ち着くと話をする。
激しい鍛錬を終えて床に転がる2人。エドワルドがどこかに行きたがる気持ちが分からず、マーシャルにどこかに行きたいって思ったことがあるか尋ねるシエラ。移動手段としてなら海に行ったことはあっても、遠くに行きたいと思ったことは無いというマーシャル。変わらず帰ってこられることの方が貴重だと感じるから、今を手放そうと思わないというマーシャルの言葉に、やはり自分たちは高貴な人とは考えが違うと思うシエラ。自分たちは指針がないと沈んでしまう、常に進路を見失った船のようで、主はコンパス。対等にはなれないと思うシエラであった。
《エドワルドクエストイベント1》
詰所でため息をつくシエラ。ここ数日エドワルドの暗殺計画について調べているが全く手がかりが掴めない。偽情報と断定するにしては、情報がマーシャルのため切り捨てにくい。
エドワルドのもとに報告に行く。情報そのものが疑わしいと思わせられる程優秀なものかもしれないと伝えると、エドワルドから1枚の書類を手渡された。
夜、城に侵入者が入ってきてシエラたちができるだけ生け捕りで捕まえている。マーシャルも手伝いにきて数は減らしているが、残り10名ほどは侵入者が残っているようだ。マーシャルと2人で、戦うことになった。
バトル
☆勝利
戦闘後武器の手入れをしながら、マーシャルはエドワルドに呆れている。あえてこの時期に警備を手薄にして、こんな状況を招いたエドワルドの計画に、信頼しているにしても寒気のするような信頼関係だとマーシャルは言う。そして死にたがっているわけでもないでしょうに、と。
翌朝エドワルドの自室で2人で話す。黒幕は分からないまま終わりそうだが、エドワルドの機嫌はよい。警備が手薄でもエドワルドを傷つけられなかったという結果と、ジャスティンが援護してくれたことで、反体制派を牽制できると喜んでいる。信頼する部下のおかげだ愛しているというエドワルドに、肝が冷えたというシエラ。時期国王である自身の身を餌にする計画にシエラも反対していたが、結局協力した。
マーシャルに寒気がする信頼関係だと言われたというと、シエラはエドワルドに抱きしめられて「もっと熱い関係だよね?」と言われる。間近にエドワルドの目を見て、彼は冷たい人ではないが破滅願望のようなものが垣間見える。自分も同じものを抱いているからそう感じるのかもと思うシエラ。
熱くてもゾクゾクする関係だと思った。
☆敗北
「…ん?気がついた?僕?僕はこの通り、無事だったよ。善戦していたようだけど、不意をつかれたんだってね。…ああ、君の部下が運んできたんだ。残党は兄上の侍従長のマーシャルが片付けたと聞いている。後でお礼を言わないとね。本当は他の誰でもなく、君に解決して欲しかったんだけど……。まあ、僕の目の届かない場所で死なれるよりはマシか。無事でよかったよ。しばらくは安静にしておくようにね」
《エドワルド6》
夜、突然ジャスティンに「海が好きなのか?」と話しかけられる。マーシャルが海の話をしだしたから、原因はお前だろうと。マーシャルと海に行ってこいと話を進めてくるジャスティンに、シエラは「海が好きなのはエドワルド様ですよ?」と言ってしまう。シエラとマーシャルはどちらかというと海は苦手なのだ。
エドワルドの自室で、エドワルドが「兄上って本当に可愛い」とベッドの上で寛いでいる。訳が分からないこと言いますよね、とシエラが言うと、エドワルドは分かりやすいけど君は分からなくていいよと言い、シエラをベッドの上に引っ張り倒した。遊ぼうというエドワルドの言葉に、クッションを投げあって遊ぶ2人。
一段落ついたあとに、突然エドワルドは子供の時に出会ってたらどうなっていただろうか、とシエラに投げかけた。シエラはエドワルドが御伽噺のようなお話をすることにも慣れてきた。仲良くなれたかもしれませんね、ときっと相手にもされなかっただろうと思いながら答えるシエラ。
そこから、魔法で子供になったときの話になる。魔法が嫌いなシエラに配慮して、魔法を使う時はできるだけシエラを現場に呼んでると言うエドワルド。
シエラは魔法も海も苦手で、どこにも行きたくない、この人と今の時間だけで充分だと思っているが、エドワルドはそれでは満たされないのだろうかとシエラは考える。エドワルドは見れないものが見れて魔法は好きだという。海は明るい部分も暗い部分も見れていいと言い、シエラに荒々しいキスをする。エドワルドが王位につけばシエラに暗い部分を命じる機会も減るだろうけど、やめはしないと言う。ジャスティンは遠ざけるけど、シエラは離さないという言葉に喜ぶシエラ。海底はシエラにとって温かいものなのだ。
《エドワルド7》
[オランヌ、エドワルド、ランビュール、ブライアンがいる中またオランヌの鏡で別荘に行くことになる。無理無理、と転移に慣れないシエラを笑うオランヌだったが………
転移後、別荘の庭で乗馬に無理やり誘われ大慌てのオランヌ。指導するブライアンと宥めるランビュールと、眺めて完全に面白がるエドワルド。そこに、違和感なく加わっているリリー。
「無理無理無理、ぎゃーー」と大慌てなオランヌを見て、エドワルドとリリーは爆笑している。ブライアンとランビュールがフォローしようとするが、パニック状態。
「そうだね。楽しそうだね。リリーが。リリーが楽しそうであれば、それでよし」
「エドワルド様も楽しそうですしね。接待的には万事オーケーでしょう」
そんな周囲の反応に、魔法使いは嫌いだが、少しだけ、同情してしまったシエラ。]
別荘の中に移動してから、オランヌに「楽しそうだったわね」とニッコリ微笑んで言うシエラ。魔法使いは魔法を使えたらいいというオランヌの言葉に、エドワルドも1部同意し促して、オランヌはエドワルドを子供姿に変える。その後エドワルドの命令で躊躇いながらもシエラまで子供姿に変えてしまう。戸惑うシエラに「怒らないで、僕と遊んでくれるだろう?」とエドワルドは陶器のような小さい手を差し出した。
……
壁にもたれかかり「殺したい」とどこぞの悪魔のような言葉を吐くシエラに、全く迫力がなく爆笑するオランヌ。別荘近くの孤児院にやってきた。子供になったエドワルドはやりたかったことの1つである同年代の子と遊んでいるのだ。
安全を守るために自分がいるのだと、遊んでおいでとオランヌはシエラに言う。記憶もおぼろげで子供の遊びが分からないシエラは壁際でじっとしていたが、孤児院の子供たちに一緒に遊ぼうと中央まで連れてこられてしまう。
エドワルドを見て顔が赤くなるシエラ。この子は僕が好きで、僕はこの子が好きなんだよというエドワルドの言葉に、周りの子供たちはじゃあ結婚しないと!と騒ぎ出す。無理無理と慌てるシエラに、子供は結婚とか好きだよねと笑うエドワルド。子供は危ういからジャスティンは放っておけないって話をしていると、騒いでいた子供たちが小さな花束と花でできた指輪を持ってきた。
結婚したらずっと一緒にいられるんだよ、という子供たちの言葉に、それはとても単純だけどなんて遠いことなんだろうと思うシエラ。
そう思っているうちに、エドワルドはシエラの手を取って指輪をはめて「愛してるよ。ずっと傍にいてね」とキスをした。小さな花がまるで宝石のようだと思うシエラ。これは遊びで結婚ごっこだと思っているが、キスをされて涙を流してしまうシエラ。
「……子供にしか、夢を見る権利がないわけじゃない。少しぐらい、夢を見たっていいんだよ」
誰に聞かせることも無く魔法使いは言った。
《エドワルド√クエストイベント2》
エドワルドの元に向かうと時間に遅れたことに非常に機嫌が悪いエドワルドがいた。シエラが遅れた原因はエドワルドのもつ鉱山の採掘高に変化があり調べていたから。調べたところモンスターが住み着いたと考えられるということを伝えるとエドワルドはとても機嫌がよくなった。恋人と主人との切り替えが上手くできず報告に緊張するシエラと違い、さすが僕のメイド長で恋人だと、恋人と主を上手く混ぜ合わせた対応をするエドワルド。
時期的に信頼おける者を向かわせる必要があるというシエラに、選別の必要は無い君以上に信頼できるものはいないと、エドワルドはシエラに討伐を任せた。
バトル
☆勝利
討伐を終えて夜にエドワルドのもとに報告に行くシエラ。今回の件は仕組まれたものであり、住民から夜間に見たことない荷馬車を目撃したことや、生け捕りにはできなかったが暗殺者に襲われたりしたことを報告する。エドワルドはその報告に、君に頼んでよかったと頷いた。討伐だけでなく、その背景まで秘密裏に処理するためにシエラに対処させたのだ。
これからも君に働いてもらうことになるというエドワルドの言葉に「光栄です。使い潰すまで、働かせてください」と答えるシエラ。
エドワルドはそんなシエラを抱きしめて、必ず応えてくれる君を働かせる僕は酷い恋人だ、と言うエドワルド。主としては最高だとしても恋人としてはよくないと言う。恋人らしく振舞って欲しがるエドワルドに合わせて、「命じたのはあなたのくせに」とシエラが文句を言ってみるとエドワルドは喜んだ。次期国王様は仕事も恋のスパイスに変えてしまう。
☆敗北
「お疲れ様。……後続の部隊を編成して向かわせたから、あの鉱山に関してはもう問題ないよ。やっぱり1人じゃ厳しかった?君ならできると思ったんだけど。ああ、分かっているよ。この責任はしっかり取ってもらう。……でも、今は安全にしていてくれ。意地を張らずに、帰還してくれてよかった。これからも無茶を頼むことはあると思うけど……、僕には、君が必要なんだ。覚えておいてね?」
《エドワルド8》
またエドワルドはオランヌに子供姿にしてもらう。エドワルドは子供姿でジャスティンに会おうとしているのだ。さすがにバレるのではというシエラだが、たぶんバレないよとエドワルドは笑う。どうしても渡したいものがあるそうだ。
シエラも同行することになる。ブライアンの親戚の設定でいくことになる。
…………
堂々とお忍びしようとしているジャスティンを呼び止めるシエラ。俺に構うなと文句を言うジャスティンだが、シエラの後ろに隠れていたエドワルドに気がつく。
とある貴族から預かっていると説明するシエラをおいて、じっと観察するジャスティン。緊張するシエラだが、ジャスティンは気が付かなかったようで、おまえに子供の相手ができるのか?と皮肉をいってくる。
お前だけでは心配だと、ジャスティンがエドワルドに名前を尋ねる。エドワルドは「ジェイです」と答えると、ジャスティンは「利発そうな子だ」と笑って頭をなでてあける。とても優しい手つきに、「兄上みたい」とエドワルドが言う。兄と離されているというジェイに「今日は俺を兄だと思えばいい」と言い、ジャスティンが1日付き合うことになった。
シエラは王子2人の警護だと苦笑い。
…………
街中、店先から漂う甘い香りにエドワルドは足を止める。男のくせに甘いものばかり食べると虫歯になるぞ、とジャスティンは言う。シエラが子供は甘いものが好きな物ものですよと言うと、「俺は好きではなかった」とジャスティンは言う。そこからシエラにグダグダ言いかけたところで、エドワルドが食べたいと声をかけると、仕方がないと買いに行ってくれる。
甘いのはあなただ、と内心ツッコミを入れるシエラ。エドワルドはご機嫌だ。
2人きりになったところで、コソコソと話をする。シエラはこの前エドワルドが酒に酔う前に買った本を持ってきていた。それがエドワルドがジャスティンに渡したいもの。画集のような海の本だ。
それを初めて知った時、シエラは複雑な気持ちになった。オランヌに海の魔法を頼んだときも、きっと兄と同じ気持ちを共有したかったのだろうと思ったから。
ジャスティンからお菓子をもらい、「ありがとう兄上」と言ってエドワルドは嬉しそうに頬張った。対してジャスティンはなんとも複雑そうな表情をしている。
どうしたのかシエラが尋ねると、ジャスティンは俺にも弟がいる、と話だす。兄上と呼ばれると……と言うジャスティンに、「兄と思えって言ったから」とエドワルドがしょんぼりしてみせると、慌ててなんとでも呼べとジャスティンは言った。兄弟についてお互い話していると、突然ジャスティンにナイフが飛んでくる。ジャスティンに対して襲撃されたのだ。
エドワルドの言葉もありシエラは禍々しい敵を追う魔法を使い、追い返す。
大丈夫か、とジャスティンはエドワルドを心配する。エドワルドは笑顔で「さっきのは悪い奴ですよね。悪い奴はやっつけないと」と言った。
…………
夜遅く、灯りを落とした薄暗い部屋の中、報告を待っていたエドワルドのもとに来たシエラ。命令通り長く鳴かせたと言うシエラに、プレゼントが渡せなかったと言うエドワルド。薄暗い部屋に、子供のように残念がる、子供ではない人が浮かび上がっていた。
《エドワルド9》
廊下で突然ジャスティンに呼び止められたシエラ。ジェイは元気か、と言われシエラは戸惑う。突然どうしたのだと思っていると、怖い目に合わせてしまったから謝りたいとジャスティンが言い、納得するシエラ。相変わらず律儀だと思うシエラ。もう帰ってしまったとシエラが答えると、さぞ怖い思いをしただろうと本気で心配し始める。楽しかったと言っていたと答えるシエラ。刺客に襲われたことも刺激になったと言っていたというと、豪快な子だと感嘆の声をジャスティンはあげる。
「あの子はひょっとして……」と言いかけて、いや年齢的に合わないと言葉を濁すジャスティン。モゴモゴ独り言の後に詫びの品だとお菓子の箱を渡される。その後立ち去ろうとするジャスティンに、シエラは大きな声を上げて、「ジェイ様から渡すように言われてました」とジャスティンに本を渡す。画集の表紙を見て、海が好きだと知っているのは……、というジャスティンに、私も知ってますよと声をかけるシエラ。あなたの好きなものをと言ってたから海が好きなことを教えてこの本をジェイが選んだということにしてしまう。何か言いかけたジャスティンに、預かった子だから詳しく話せないとキッパリシエラが言うと、大人になったら城へあがる機会もあるだろうからまた会いたい、とジャスティンは言う。「大人になって会えたときには、直接お礼を言ってあげてください」とシエラは伝えた。
……
自室の床で転がっているエドワルドに邪魔ですと声をかけるシエラ。グダグダしながら処刑人リストを眺めていたエドワルドは、シエラに本を渡してくれたことのお礼を言う。その時のジャスティンの反応については尋ねてこない。そういえば、とジャスティンからジェイにプレゼントを預かったことを伝えると、驚いたようなそれでいて嬉しそうな顔でエドワルドは飛び起きる。毒味を終えた箱をシエラが手渡すと、エドワルドは躊躇い無く箱を開けて「子供の頃に好きだったお菓子だ」と懐かしそうに笑う。紅茶を2つ入れるようにエドワルドはシエラに指示を出す。僕と君の分だというエドワルドに、そんなにそんな大事なものを?とシエラは戸惑う。断る方が無礼、だというエドワルドの言葉にすぐに紅茶の準備を始めるシエラ。その間エドワルドは菓子箱を宝物のように眺めていた。エドワルドの希望で、ふかふかの絨毯の上で紅茶の準備をするシエラ。キスをしたり、シエラにお菓子を食べさせたりしながらも自分でもお菓子を食べ始めるエドワルド。「欲しいものがすべて手に入った気分」と嬉しそうなエドワルドは子供のように大人の顔をする。ほしいものの中に自分を含めてくれていることを喜ぶシエラ。どんな姿で、とんなことをしていてもこの人はこの人のままだも思うシエラであった。
…………
夜にエドワルドの部屋でエドワルドの服装を整えるシエラ。豪華な食事も全く美味しくないと文句を言うエドワルドだが、時間がきたら完璧な王子様になる。キスをしてくるエドワルド。「ゆっくり味わいたいけど……」というエドワルドに、時間ですとシエラが告げると、苦笑いした後に王子の顔になった。おいしい食事のためにまずい料理を食べてくるよといって、エドワルドは出ていった。
《時間経過6その後》
「あれ?何かあった?すっきりした顔をしているから」と尋ねるエドワルド。エドワルドは髪のことには触れない。
「どうしてなのかな、って」ってエドワルドは言うと、「幸せだなあと思って」とシエラは笑って返した。
なにそれ、とエドワルドも笑う。
とても欲深く、罪深く。許されはしないけど。今、とても幸せだから。
《恋愛エンド》
私の中には何もない。何も、詰まっていないというとエドワルドは笑った。君はおいしいよ、と。
即位前になり毎晩とは言わないが、エドワルドは夜会や晩餐に参加しており、機嫌が悪くなって行った。高級品ばかりなのに、とシエラはいうが、お高いばかりでまずい。君の方が血なまぐさいけど好きな味だとエドワルドは言う。エネルギー源だと、エドワルドは悪魔のようなことを言う。
……
「やっぱり分からない。理解出来ない」というエドワルド。新王の即位間近となり現国王が滞在している。教会での式典前に二人きりで長時間話をしていたのだが、事務的なことで占められていたのだろうと思うシエラ。血は繋がっているはずなのに家族とは思えないとエドワルドは言う。
そのときジャスティンが近くを通り話しかけ始める。王家の恥になるようなことはするなよというジャスティンの言葉に対して、兄上の顔に泥を塗るようなことはしません、と返すエドワルド。そこから声もひそめず嫌味の応酬をする2人。ジャスティンが舌打ちすると、突然シエラに話しかけ始める。自分に話を振られると思わず驚くシエラを気にせず「機会があっなら。なかなかいい趣味だったと伝えておけ」といい、ジャスティンはマントをひるがえして立ち去っていく。意味がわからず首を傾げていると、隣にいたエドワルドがジェイがあげた本のことだよ言う。子供の正体に気づいているのか、どうだろうかと思うシエラ。
ジャスティンは天国に行けるだろうと言うエドワルド。エドワルドも神様も騙されてもしかしたら天国に行けるかもしれませんよとシエラが言うと「行きなくないよ。許されるわけにはいかないんだ。許してほしくない」と言う。「それに、君といたいから」と。
…………
王城で人気のない場所にジャスティンから呼び出されたシエラ、呼び出しておきながら本人は沈黙したまま。すると「いらぬ心配だろうが、おまえは俺の母のようになるな」と言い出した。お父様とは違いますよとシエラが言い切ると、「俺の考え方とは違いすぎて予想もつかないが、おまえ達の作る国、見せてもらうぞ」と言う。そして年が合わないような気がするが、と独り言を言ったあとに「俺の甥……。ジェイを不幸にしたときは切る」と言うと、向きを変え去っていった。
ジャスティンの姿が見えなくなってから「……は?」とシエラは声を上げた。
……
豪華な墓に豪華な花束を置くエドワルド。豪華な墓を見て、自分なら砂に沈んだ方がマシだと思うシエラ。
エドワルドは。「父上のことは理解できないけど、似ているから行動には同調できる」と話し出す。
愛する人との子供を王位に就かせたいと思うか、とエドワルドはシエラに話し出す。権力を受け継がせたいとこだわる者の方が遥かに多いが、エドワルドは、王位がどんなものか知っていたら、見殺しにしてでも生かした愛する人との子供をつかせるのは絶対に嫌だと思う、と言う。だが、安定した地位には就かせたいと願うはずとも。
父親はエドワルドもエドワルドの母親も好きじゃなかったと思うという。本当に兄の母親を愛していて、愛する人が望んだことを叶えてやった。その駒に選ばれたのが自分だと言う。
兄と引き合わせられたときのことを覚えているといい、父親とは距離があり、母親は狂ったような状態で巧妙に引き合わされて好きになるしかないようだった、と言う。弱っているときに手を差し出されたら、唯一のものみたいに思えて特別になるというエドワルドの言葉に、ミハエルとの出会いを思い出し納得するシエラ。裏があったとしても、一生捕らわれてしまう、という言葉に同意してしまう。大人になったら平気だけど、というエドワルドは、いつか父親のことも手にかけ、それを父親も分かっているはずだと言う。そして絶対兄のことを守ることも父親は分かっていると言う。
墓石の名前。誰にも愛されなかったエドワルドの母親の名前をなぞりながら、愚かだから父上のようにも母上のようにも、なりなくないけど、親子って似るんだよねといって、シエラを見つめた。エドワルドはぽんっと手から突然花を出し、シエラの髪にさしこんだ。
「僕は、愚かな男と惨めな女の息子だ。でも僕は彼らより、もうちょっとうまくやるよ。……こんな僕に愛された、可哀想な君のために。もうちょっと、うまくやる。たくさん悪いことをして……うまくやる」
懺悔するような消え入りそうな声で耳もとで囁かれる。懺悔するようだけど、懺悔するつもりなどまるでない囁き。
悪いことを実行させるのは私にしてほしいと言うシエラ。微笑んでエドワルドはシエラを抱きしめる。
「僕はきっと子供を利用する。道具にすると思う」といい墓前でありながらシエラに口付けるエドワルド。もしも自分が子供を産むことがあればその子も継承争いに巻き込まれるのだろうと思うシエラ。
ジャスティンが、甥っ子を不幸ににしたら許さないとおっしゃってた。とシエラが告げると、「ジェイが本当にいたら。兄上に任せれば安心だ」と言う。「親子2代に渡って縋ることになるかもね」と言うエドワルドの言葉に、エドワルドも自分も一緒にいられないのだろうかと悲しくなるシエラ。
親子が似るのなら父親に似たらどうしようと思う。そんな子供ができたら目が離せないのに、離さざるをえないのかもしれないと悲しんでいると、「言っただろう?僕はもっと悪党だからうまくやってみせるよ」と言うエドワルド。
「悪い奴のほうが、世にはばかるんだよ」というエドワルドの言葉に、それなら私も悪い奴だからうまくいくと笑うシエラ。
…………
ハルキアと鍛錬中に、趣味が悪いと言われたけど好きだ。と報告するシエラ。即位式があと数時間後というのに、鍛錬といって身体を動かしている。
難しい相手をわざわざ選んだところが趣味が悪いというハルキアに「あの人のおかげで長生きしたいと思えるようになった」とシエラがいいハルキアを驚かせる。それならよかったと言うと、エドワルドが入ってくる。そして相手をして欲しいと剣を抜いてきた。ハルキアは席を外し、鍛錬室に甲高い音が鳴る。
理解されなくてもいい。理解しなくても、通じていると思うシエラ。本当のところは分からないけれど、きっと彼らよりうまくやって繋げていけると思うシエラ。
…………
せり出したバルコニーに立って、王冠とマントをつけて笑顔で手を振るエドワルド。王位が継承されて、民衆への最初の顔見せが行われた。
…………
その後、玉座に座るエドワルドの足元に膝をつくシエラ。護衛長の任を命じられ、エドワルドのマントの端に口付ける。「最期まで、僕と共にあれ。君が生きている限り。君は僕のものだ」と言われる。
立ち上がりシエラはエドワルドの傍に移動しようとする。エドワルドの横を通った時に指がからまった。短く、だが永遠にも思える間。触れ合い。見詰め合う。
フラッシュバックするのは、子供の姿での結婚式ごっこ。そばにいること誓い合ったあの瞬間だ。
《好感度未達成エンド》
報告書に目を通すエドワルド、支持率は問題ない、君のおかげだと言われ頭を下げるシエラ。君のおかげだと、すごくすごく持ち上げられるシエラ。するとエドワルドは「何か欲しいものはある?」と微笑みかけた。仕えるだけで充分だと言うシエラに、「まとまった休暇でもあげようか?」と言うエドワルド。ただ仕えたいと願っただけなのに、まるで遠ざけるかのような返事に頭をかしげるシエラ。ゆっくり過ごせなかっただろう?と言うエドワルドに、今までと比べたら休暇のようでしたと答えるシエラ。「君は、限りある期間で、やりたいことはすべてやり尽くした……。もう心残りはない、ということ?」というエドワルドの質問にも首を傾げながら「もちろんです」とシエラは答える。
すると、エドワルドは不機嫌さを顕にした。驚くシエラに、僕を蔑ろにしていたと言われさらに驚く。支持率を落とさないようにしたと言うシエラにプライベートでもっと一緒にいてくれてもよかったというエドワルド。エドワルドの気持ちにようやく気づいたシエラは、休暇の申請は今からでもできますか?と声をかけるシエラ。丸一日休ませてあげる日は少ないけどいい?、と言うエドワルドに、もう1つお願いがあると言うシエラ。エドワルドの休日に合わせて休みを申請させていただけますでしょうか?と言うと、それはメイド長さん次第かなと笑って答えるエドワルド。短い期間でも都合を付けると返すシエラ。
恋人として今しか出来ないことがあることに気がついたシエラ。王となってしまったら取り合えせないことを、王でないエドワルドと過ごそうと思うシエラであった。
《支持率未達成エンド》
王子様が絨毯の上をころがっている。絨毯はかなりくたびれてしまい転がった跡が消えないぐらいになってしまった。
このぐらいが気持ちいいと文句を言うエドワルドに、絨毯を新調しますというシエラ。即位に向けてすでに周囲は動き出している。いつまでも思い出に浸らないよう気持ちを新たにするためにも新調しようと言うシエラに、降参するエドワルド。
だが、両手を広げて新調する前にこの感覚を覚えておこうとシエラも転がることを促してくる。
結局一緒に絨毯に転がるシエラ。こういう甘えが、支持率不足という結果になったと反省するシエラ。楽しくてだらけてしまった。そして、こんな状況になったのに甘えてしまっている。
即位してしまったらどうなるか分からない。名残惜しいというシエラに、一生懸命はたらいてよと声をかけるエドワルド。「働いて働いて、何の憂いもなくしてくれ。ずっと僕の傍で……。次の王位継承まで」と言われ、そこまではというシエラ。働けなくなったら引退だというエドワルドに頷くシエラ。引退したらどこか遠くで……というシエラに、手放す気は無いとエドワルドに言われてしまう。引退後は、膨大な口止め料をもらっての隠居ではなく、護衛を引退したら側仕えになるように言われる。側仕えになったら楽しい仕事だけ振るから、もう楽しむだけでいいって思うくらい今のうちに働いてくれ、と言う。
くたびれた絨毯は眠るのに丁度よい。
お互い誰よりも愛しているから、これからも傍にというエドワルドの言葉に「はい、ご主人様」と返すシエラ。それ以外に望むことなんてない。
《貴族支持率0エンド》
報告書を読むエドワルド。辞典のような分厚い書類が3,4つエドワルドの机の上に並んでいる。エドワルドの仕事を増やしてしまった。
怠慢を謝罪するシエラに、いいよと穏やかなエドワルド。誉められたことじゃないけど、王位について忙しくなる前の助走と思うよ、助走にしてはきつめだけど、と言いながらも、苦い表情はせずに想定内の出来事のように振舞ってくれるエドワルド。クーデターもどきが起こってジャスティンがまた担ぎ出されてしまうことを心配するエドワルド。そしてそんなジャスティンをエドワルドの味方側の貴族が害そうとすることを心配している。
そうならないよう、空き時間は社交やパーティに当てることになるため、恋人としての時間はなくなってしまうだろう。
…………
お茶の時間になっても仕事振りが続く。役割分担をしないと手が回らないため、優秀な見習いたちがエドワルドから支持を受けている。指示が一段落ついたところでシエラがお茶を入れ、部下が出ていこうとするのをエドワルドは止める。そして部下の前でシエラとベタベタし始めた。混乱するシエラと部下達に、これからベタベタするのには部下たちにも手伝ってもらうとエドワルドは笑った。
甘い2人きりの恋人時間は終わり、これから忙しくなってしまうが、エドワルドはそれらを全て仕事の時間にまぜこんでしまうつもりのようだ。
《民衆支持率0エンド》
嘆願書の山をエドワルドに差し出すシエラ。量の多さに驚くエドワルド。だが、貴族の指示さえあれば王座は揺るがないと、普段と変わらないテンション。
他の主につく使用人たちにも手伝ってもらうことになった。使用人同士のミーティングの後にマーシャルとロイヤーが軽口を叩きながら段々ヒートアップするのを諌めるシエラ。協力してもらう側なのに諌める立場になってしまう。
エドワルドの自室で2人で過ごす。使用人もエドワルドも落ち着いている。民衆の支持率ならどうとでもなると言われるが、シエラは引っかかってじう。
きっとレジスタンスの彼らも沸いているだろうと笑うエドワルド。レジスタンスに行きたいと言い出すエドワルドを諌めるシエラ。ここでもシエラが諌める立場になってしまうのだった。
はい、以上になります。
1番魔法を使っているエドワルドですが、どちらかと言うと魔法を使わないと休暇を楽しめない立場なんですよね。
たぶん彼らが恋人らしく付き合えるのは、基本的にはエドワルドの自室だけなのかなって。時々シエラと一緒にお忍びしてるけどそれもほんの僅かで、魔法で部屋の景色を変えたり、子供姿で出かけることぐらいしか非日常を味わえない立場。シエラはずっとエドワルドと自室で過ごすことになにも文句はないんでしょうけど、閉じ込められることに耐えられないエドワルドは色々やります。王様になったらもっと自由がなくなることが分かっているから、余計に……。
今が満足で変化はいらないというシエラの気持ちも分かるし、少しでも今のほんの僅かな自由を堪能したいと思うエドワルドの気持ちも分かるから、それだけでも切ない。
シエラから見たら、エドワルドの話ってコロコロ変わるし、突拍子もないことをいきなり言い出すから戸惑うんだろうけど、エドワルド視点だったらいっぱい色んなことを考えてて、エドワルドにとったら筋が通った発言なんじゃないかなぁ。賢いから先のことまで想像ついて、凹んでしまうから、関係ないことで意識逸らしたいんだろうなーとか。絶対有り得なくても、そういうことを想像して楽しむことしか楽しみがないんだろうなーとか、もう何を考察しても切ない……
あんなに歪みまくってる人だけど、そうならざる過程を知ってたら共感できるようなできないような………。
恋人としてのエドワルドは我儘でずっと自分を見ていて欲しくて、少しでも他の男がシエラと関わると盛大に拗ねる辺りめんどくさいけど可愛いなーと思ったり。現実では勘弁ですけど、2次元キャラとしては可愛いですよね。
早々から子供姿で好き勝手しだすエドワルド。子供姿なのに心では察してドキドキしちゃうあたりありきたりだけど、シエラ可愛い。そして黙ってそういうことしちゃうエドワルドは最高にひねくれてる(笑)
子供姿のエドワルド可愛いんですよねー。くりっくりの目をしてて女の子みたいに綺麗な顔で、お姉ちゃん、の破壊力は半端ないです(笑)でもって子供姿のシエラも可愛くて可愛くて……
子供姿になったときは大人の時の服と合わせているのか、質のいい服を着た子供姿のシエラはいい所のお嬢さんにしかみえないんですよ。もしシエラが貧民街でなくいい所の生まれだったらこんな子供時代もありえたのかなって思うような……
そして結婚式ごっこが、もうなんと言うか切ないというか残酷というか。子供姿でもないとそんなことできない2人が悲しいし、そんなごっこでしか一緒になれないことに泣いてしまうシエラが切なくって……。
この結婚式ごっこがよかったのか悪かったのか私には分かりません。魔法という夢の世界でなら結ばれることができる幸福を喜ぶには、現実が残酷すぎるかなって。
少しくらいなら夢を見たっていいって、やっぱり残酷じゃないですか?この思い出だけで生きていくしかないって………。うーん、これは私の意見であって、夢でも幸せを感じる瞬間があっていいじゃないって意見もあるんでしょうけどね。その意見も分かります。難しいです……。
そしてエドワルド√の重要なキーワードの1つ海。エドワルドとジャスティンが好きな海。きっとジャスティンが海が好きなのは広くってどこまでも世界がつづいているからとか、たくさんの生き物が住んでいて…とかそういった明るい面な気がするけど、エドワルドが好きなのは面積的な広さではなく深さ。いくらでも潜れて、潜れば潜るほど薄暗く歪な生き物に溢れているところが気に入っているあたり、貴族社会に似ているところとかが好きなのかなって思いました。
でも海が好きってところは一緒だから、共有したいと思うエドワルドは単純に純粋で。なんでこうすれ違っちゃうのかなってもどかしくなります。
で、結局子供姿でジャスティンに会うって手段を取るんですよね。いや確かに1番確実な手段だと思うけど、よくやるなーって思います(笑)
子供姿で自分が自分だと気づかれてない状態とは言えジャスティンに優しくされて喜ぶあたりもう可哀想な子にしか見えない。賢いけど愛情に飢えた子供というか、なまじ賢いから手が負えないというか。
エンディングで、自分がこうなったのは親に仕組まれたものだって語りますが、なるほど……って最初見た時思いました。
ジャスティン√でもちょっと思いましたが、2人のお父さんとジャスティンのお母さんのラブロマンスが気になりすぎる……。彼らの行動・考えだけで作品1つ余裕で作れそうですよね。
愛する人を将来見殺しにすることが分かっていても、愛する人の自分たちの子供を幸せにしたいという思いを尊重したお父さんは、きっと愛情深い人なんでしょう。お父さんからジャスティンが生まれたのも、エドワルドが生まれたのも、そこを思ったら納得できそう。
ジャスティンのお母さんとはどうやって知り合ったんでしょうね、王様。ジャスティンのお母さんの出自についての情報ってありましたっけ??私の予想では黎明のアルカナ(の王様)みたいな出会いだったんじゃないかなーって思うんですけど、みなさんどう思われます??愛する人のために自分の感情を殺すことも、どうでもいいやつらを捨て駒のように扱うこともできるあたり、王様として完璧ですよね。エドワルドったらバッチリその血を引き継いじゃってもう。
ジャスティンっていう頼みの綱があるとはいえ、エドワルドとシエラの未来に幸せが訪れるんでしょうか……。エドワルドとシエラの間にできる本物のジェイは、きっとジャスティンから見たら魔法で子供姿になったエドワルドそのままのような子供になるんじゃないかなって思うんですけど、どうかなぁ。二人とも成長過程で歪ませられただけで、本当なら賢くて運動神経もよくて素直な人たちだから、そこがうまく引き継いだらジャスティン2号が生まれるかもじゃないです?とか思ったり。
お父さんたちよりうまくやるって言うけど、エドワルドとシエラが幸せになる未来って本当に来るんですかね(2回目)。エドワルドはお父さんとは違って自分たちのこどもよりも、シエラ自身の幸せを選ぶ気がするけどどうだろう…。シエラとの子供よりもシエラが幸せになることを選択しそう。エドワルドにとって心から信用できる相手はシエラ以外にいないし
この休養期間の思い出だけで暮らす生活にはなってほしくないなって思うけど、エンディングの終わり方が不穏過ぎて……。
あんまりエドワルド√はシエラが恋愛している感じがないな、と思っちゃいました。エドワルドのことよく分かっているのも、ワガママにつきあうのも元々だし。恋愛で楽しい思いしているよりも、未来を思って悲しんでいる面の方が大きいなーって。いろんな魔法を使っているイベントがたくさんあってエドワルドの内心がわかるイベントが多いけど……。
新しい国王の寵愛を得たってところは、他の誰よりも大成した未来を得たことになると思うけど。本当に幸せになってね、って言いたくなるお話でした。
次回はサブイベントについてアップしますね。
1番魔法を使っているエドワルドですが、どちらかと言うと魔法を使わないと休暇を楽しめない立場なんですよね。
たぶん彼らが恋人らしく付き合えるのは、基本的にはエドワルドの自室だけなのかなって。時々シエラと一緒にお忍びしてるけどそれもほんの僅かで、魔法で部屋の景色を変えたり、子供姿で出かけることぐらいしか非日常を味わえない立場。シエラはずっとエドワルドと自室で過ごすことになにも文句はないんでしょうけど、閉じ込められることに耐えられないエドワルドは色々やります。王様になったらもっと自由がなくなることが分かっているから、余計に……。
今が満足で変化はいらないというシエラの気持ちも分かるし、少しでも今のほんの僅かな自由を堪能したいと思うエドワルドの気持ちも分かるから、それだけでも切ない。
シエラから見たら、エドワルドの話ってコロコロ変わるし、突拍子もないことをいきなり言い出すから戸惑うんだろうけど、エドワルド視点だったらいっぱい色んなことを考えてて、エドワルドにとったら筋が通った発言なんじゃないかなぁ。賢いから先のことまで想像ついて、凹んでしまうから、関係ないことで意識逸らしたいんだろうなーとか。絶対有り得なくても、そういうことを想像して楽しむことしか楽しみがないんだろうなーとか、もう何を考察しても切ない……
あんなに歪みまくってる人だけど、そうならざる過程を知ってたら共感できるようなできないような………。
恋人としてのエドワルドは我儘でずっと自分を見ていて欲しくて、少しでも他の男がシエラと関わると盛大に拗ねる辺りめんどくさいけど可愛いなーと思ったり。現実では勘弁ですけど、2次元キャラとしては可愛いですよね。
早々から子供姿で好き勝手しだすエドワルド。子供姿なのに心では察してドキドキしちゃうあたりありきたりだけど、シエラ可愛い。そして黙ってそういうことしちゃうエドワルドは最高にひねくれてる(笑)
子供姿のエドワルド可愛いんですよねー。くりっくりの目をしてて女の子みたいに綺麗な顔で、お姉ちゃん、の破壊力は半端ないです(笑)でもって子供姿のシエラも可愛くて可愛くて……
子供姿になったときは大人の時の服と合わせているのか、質のいい服を着た子供姿のシエラはいい所のお嬢さんにしかみえないんですよ。もしシエラが貧民街でなくいい所の生まれだったらこんな子供時代もありえたのかなって思うような……
そして結婚式ごっこが、もうなんと言うか切ないというか残酷というか。子供姿でもないとそんなことできない2人が悲しいし、そんなごっこでしか一緒になれないことに泣いてしまうシエラが切なくって……。
この結婚式ごっこがよかったのか悪かったのか私には分かりません。魔法という夢の世界でなら結ばれることができる幸福を喜ぶには、現実が残酷すぎるかなって。
少しくらいなら夢を見たっていいって、やっぱり残酷じゃないですか?この思い出だけで生きていくしかないって………。うーん、これは私の意見であって、夢でも幸せを感じる瞬間があっていいじゃないって意見もあるんでしょうけどね。その意見も分かります。難しいです……。
そしてエドワルド√の重要なキーワードの1つ海。エドワルドとジャスティンが好きな海。きっとジャスティンが海が好きなのは広くってどこまでも世界がつづいているからとか、たくさんの生き物が住んでいて…とかそういった明るい面な気がするけど、エドワルドが好きなのは面積的な広さではなく深さ。いくらでも潜れて、潜れば潜るほど薄暗く歪な生き物に溢れているところが気に入っているあたり、貴族社会に似ているところとかが好きなのかなって思いました。
でも海が好きってところは一緒だから、共有したいと思うエドワルドは単純に純粋で。なんでこうすれ違っちゃうのかなってもどかしくなります。
で、結局子供姿でジャスティンに会うって手段を取るんですよね。いや確かに1番確実な手段だと思うけど、よくやるなーって思います(笑)
子供姿で自分が自分だと気づかれてない状態とは言えジャスティンに優しくされて喜ぶあたりもう可哀想な子にしか見えない。賢いけど愛情に飢えた子供というか、なまじ賢いから手が負えないというか。
エンディングで、自分がこうなったのは親に仕組まれたものだって語りますが、なるほど……って最初見た時思いました。
ジャスティン√でもちょっと思いましたが、2人のお父さんとジャスティンのお母さんのラブロマンスが気になりすぎる……。彼らの行動・考えだけで作品1つ余裕で作れそうですよね。
愛する人を将来見殺しにすることが分かっていても、愛する人の自分たちの子供を幸せにしたいという思いを尊重したお父さんは、きっと愛情深い人なんでしょう。お父さんからジャスティンが生まれたのも、エドワルドが生まれたのも、そこを思ったら納得できそう。
ジャスティンのお母さんとはどうやって知り合ったんでしょうね、王様。ジャスティンのお母さんの出自についての情報ってありましたっけ??私の予想では黎明のアルカナ(の王様)みたいな出会いだったんじゃないかなーって思うんですけど、みなさんどう思われます??愛する人のために自分の感情を殺すことも、どうでもいいやつらを捨て駒のように扱うこともできるあたり、王様として完璧ですよね。エドワルドったらバッチリその血を引き継いじゃってもう。
ジャスティンっていう頼みの綱があるとはいえ、エドワルドとシエラの未来に幸せが訪れるんでしょうか……。エドワルドとシエラの間にできる本物のジェイは、きっとジャスティンから見たら魔法で子供姿になったエドワルドそのままのような子供になるんじゃないかなって思うんですけど、どうかなぁ。二人とも成長過程で歪ませられただけで、本当なら賢くて運動神経もよくて素直な人たちだから、そこがうまく引き継いだらジャスティン2号が生まれるかもじゃないです?とか思ったり。
お父さんたちよりうまくやるって言うけど、エドワルドとシエラが幸せになる未来って本当に来るんですかね(2回目)。エドワルドはお父さんとは違って自分たちのこどもよりも、シエラ自身の幸せを選ぶ気がするけどどうだろう…。シエラとの子供よりもシエラが幸せになることを選択しそう。エドワルドにとって心から信用できる相手はシエラ以外にいないし
この休養期間の思い出だけで暮らす生活にはなってほしくないなって思うけど、エンディングの終わり方が不穏過ぎて……。
あんまりエドワルド√はシエラが恋愛している感じがないな、と思っちゃいました。エドワルドのことよく分かっているのも、ワガママにつきあうのも元々だし。恋愛で楽しい思いしているよりも、未来を思って悲しんでいる面の方が大きいなーって。いろんな魔法を使っているイベントがたくさんあってエドワルドの内心がわかるイベントが多いけど……。
新しい国王の寵愛を得たってところは、他の誰よりも大成した未来を得たことになると思うけど。本当に幸せになってね、って言いたくなるお話でした。
次回はサブイベントについてアップしますね。
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